ロバート・ゼメキス監督が映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場した「ある商品」がまだ発明されていないことを残念がっていることが判明。(フロントロウ編集部)

色あせぬ名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年に公開され、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録し、現在でも『BTTF』という略称で親しまれている名作。公開当時、続編を制作する予定は全くなかったというものの、あまりの人気から続編が決定し、1989年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』が、1990年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』が公開された。

画像: ⓒAMBLIN/UNIVERSAL

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 2021年に公開から35周年を迎える本作は、12月4日から、シリーズ3作全てが日本全国の劇場で吹替版・4Kニューマスターとなってリバイバル上映される。

 本作の監督は、映画『永遠に美しく…』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』など、長く愛される名作の数々を生み出してきたロバート・ゼメキス。2020年には、アン・ハサウェイが主演を務める映画『魔女がいっぱい』が日本公開される。

 そんなゼメキス監督は、米Screen Rantのインタビューで、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場するものでまだ開発されていないあるものについてコメントした。

ロバート・ゼメキス監督が開発されて欲しかったものは?

 タイムトラベルが物語の鍵を握っている映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』には、様々な未来のアイテムが登場する。そのなかには、現在流通しているものも、まだ開発されていないものもあるけれど、ゼメキス監督は、「あるもの」が開発されていないことを残念がっているよう。

 その「あるもの」とは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』に登場した、小さいピザをチンするだけで大きくなるアレ!

 ゼメキス監督はインタビューで、未来の道具を考えていた時のことについて「アレがあったらかっこいいんじゃない?」というノリだったことを明かし、ホバーボードについては、“未来のスケートボードはどうなっているだろう?”と考えたときに思いついたアイデアだったと言った。続けて『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の食事シーンについてコメント。

 制作チームで2作目の夕食シーンをどうするかについて話し合っていたとき、スタッフの1人がピザの機械を思いついたという。ゼメキス監督は、「クレイジーで楽しいだろうと思ったよ。未だかつて誰も見たことないしね!でも、残念だけれどまだ発明されていない。多分誰も開発に取り組んでいないんだろうね」と語った。

 ちなみにこの機械は「ハイドレーター」といい、アメリカでは「保湿」といったような意味を持つ。その横には「ブラック・アンド・デッカー」と書かれており、こちらは実在する電動工具メーカー。

画像: ロバート・ゼメキス監督が開発されて欲しかったものは?

 たしかに、小さいピザをチンするだけで大きくなる機械は、夢のような商品。いつか開発されて欲しいものの一つかもしれない。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、2020年12月4日より、日本全国の劇場で吹替版・4Kニューマスターでリバイバル上映される。(フロントロウ編集部)

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