2017年に公開された大ヒット映画『グレイテスト・ショーマン』でヒゲが生えている女性のレティ役を演じたキアラ・セトルが、彼女がメインで歌う楽曲「ディス・イズ・ミー」が嫌いだった理由を明かした。(フロントロウ編集部)

大人気ミュージカル『グレイテスト・ショーマン』

 ショービジネスを築いた伝説のエンターテイナー、P.T.バーナムの半生をヒュー・ジャックマンが主演で映画化した『グレイテスト・ショーマン』は、世界中で大ヒットした2017年公開のミュージカル。

 なかでも本作の主題歌「ディス・イズ・ミー」は非常に高い評価を受けており、ゴールデン・グローブ賞主題歌賞を受賞、アカデミー賞主題歌賞にノミネートされるなど、輝かしい成績を収めた。また、「ディス・イズ・ミー」を含む映画『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラックは、世界65カ国でiTunes1位に。

 そんな楽曲の「ディス・イズ・ミー」をメインで歌うミュージカル俳優のキアラ・セトルは、初めからずっとこの曲が嫌いだったよう。

キアラ・セトルが「ディス・イズ・ミー」が嫌いだった理由

 「ディス・イズ・ミー」で一躍スターダムに踊りでたキアラは、自身にとって思い出深い「ディス・イズ・ミー」と自分との関係について米Cinema Blendのインタビューで胸の内を明かした。

画像1: キアラ・セトルが「ディス・イズ・ミー」が嫌いだった理由

 「多くの人が知らなかったこと、そしてこれから知ることになるだろうことは、私は最初からその曲を拒絶していたということ。他のみんながそれを受け入れている間、私の中のすべてのものがそれを拒絶していた。なぜなら私は恐れない準備ができていなかったから」と、楽曲の歌詞に入り込めず、拒否反応すら起こしていたことを告白したキアラ。

 「そして今年になって、この8ヶ月か9ヶ月の間に、アメリカでパンデミックが始まってから、私は改めてこの曲についてゆっくりと考えて理解することができ、みんなと同じ気持ちでこの曲が聴けるようになった。私は全力で歌うことができるけれど、歌が終わると引っ込み思案になっていたの。なぜこんなことをするのかはわからないけど、パフォーマンスをするときは、すべてを投げ出して、終わったときには、自分がやったことがとても恐ろしくなってしまって、すぐに引っ込んでしまうんだよね。他のみんなは影響を受けていたけれど、私は逃げていた。だからこの1年は実際に電力が入った照明のような感じになった」と続け、休息の合間に楽曲への理解を深めたことを明かした。

画像2: キアラ・セトルが「ディス・イズ・ミー」が嫌いだった理由

 そして、「『ディス・イズ・ミー』は、世界中の誰にとっても大切な曲。この曲の中にはみんなのカケラが入っていて、それが私の大好きなところなの。『オーマイゴッド、この曲には私自身が入っている』『あなたの気持ちがわかる』と思うすべての人とつながることができるから。自分だけではないことに気づくことで、そこから希望が生まれ、力が湧いてくる」と、「ディス・イズ・ミー」の本当の素晴らしさを見つけ、その考えをみごと昇華したことを語った。

 世界で猛威を振るう新型コロナウイルスのパンデミックの最中、キアラはずっと嫌いだった自身の楽曲「ディス・イズ・ミー」を完全に受け入れた模様。ぜひ今度『グレイテスト・ショーマン』を鑑賞するときには、キアラの圧倒的なパフォーマンスに注目してほしい。(フロントロウ編集部)

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