ショーンがジャスティンから「学んだこと」が深い
先日、キャリア通算4枚目となるニューアルバム『Wonder(ワンダー)』をリリースしたショーン・メンデスが、同アルバムの収録曲「Monster(モンスター)」でコラボした同郷のカナダ出身の先輩シンガー、ジャスティン・ビーバーのおかげで、有名になったことで自身に重くのしかかるプレッシャーやストレスから解放されたことを米ETのインタビューで明かした。
「彼はこれまでに多くのことを経験してきた。これは僕の見解だけど、彼はどん底を見て、ようやく僕たちが生きるためにやっていること(=音楽活動)がどれほど恵まれているのか理解した。彼は僕たちのキャリアには闇の部分があって、想像を絶するような苦労がつきまとうことも知っている。でも、それはどんな業界にいても同じ。彼とはよく『(今の自分の状況に)感謝してる。僕たちは恵まれている。周りを見てごらん』っていうような会話をしてる」
自身と同じく若くして成功を収めたジャスティンは、つねに世間から好奇の目に晒されていることへのストレスと、様々な重圧によって心を病んでしまい、荒れた生活を送っていた時期がある。対するショーンは、これまでとくに大きな問題は起こしたことがない“優等生”として知られているが、「Monster」を書いた約3年前、急に手にした名声にどうして対処していいかわからず、「ものすごいプレッシャーを感じていた」という。
ショーンにとっては、自分と似た経験をしたことがある人と話ができるだけで嬉しかったといい、ジャスティンとの会話を通して、自分を縛りつけていたたくさんの事柄から解放されたような気分になったと打ち明けた。
ただし、プレッシャーやストレスを“完全に感じなくなった”というわけではないそうで、ショーンいわく、「今朝もスケジュールがびっしりなのを見てげっそりした(笑)でも、そういう時は『Zoomを通じて、自分が愛情を注いだアルバムとそのアルバムに込めた意味を話すだけでいいんだ』って、自分に言い聞かせて心を落ち着かせてる」とのこと。(フロントロウ編集部)