暖房器具に髪を巻きつけてウェーブヘアを作るという美容トレンドがTikTokで話題に。髪のダメージや火傷の危険性があると専門家が警鐘を鳴らしている。(フロントロウ編集部)

危険な美容テクニックが話題に

 SNSでは、日々さまざまな美容トレンドが誕生しているけれど、またもや“物議をかもす”テクニックが登場。

 事のきっかけは、若者に大人気のSNSアプリTikTok(ティックトック)に投稿された1つの動画。イタリア出身のとあるTikTokユーザーが、海外で主流の暖房器具「ラジエーター(※)」に巻きつけてウェーブヘアを作るという、なんとも斬新なヘアテクニックを披露した。

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※ラジエーターとは:放熱器のこと。海外では、セントラルヒーティングという一箇所で給湯器(ボイラー)を設置して湯を沸かし、それを循環ポンプにより各部屋の放熱器(ラジエーター)に循環させる暖房方式を取っていることが多い。

 TikTokに投稿された動画を見てみると、その女性は、まるでコテを使うかのように長い髪をラジエーターのパイプに巻きつけ、数秒ほど放置してから取り外した。すると、本当にコテで巻いたような完璧なウェーブヘアが出来上がった。

 その予想以上にキレイな仕上がりを見た他のユーザーからは、彼女を賞賛する声が相次ぎ、この動画は瞬く間に拡散。自宅でも手軽にできると、同じように真似する人が続出するほど話題になっている。

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 一方で、このようなラジエーターの活用方法は、当然ながら非常に危険をはらんでおり、髪へのダメージはもちろん、顔に火傷を負う恐れもあると専門家は忠告。

 さらに、シカゴに拠点を置くヘアサロン「SPACE」で働くヘアスタイリストのジーア・ウェントは「ほとんどのラジエーターは鋳鉄製なので、大量の熱が伝導する」と話し、髪に熱を与えすぎて硬くなってしまう可能性があると米Allureで指摘した。

 ただし、どうしてもこのヘアテクを試したい場合、ジーアは「絶対に熱保護成分が入ったスタイリング剤を使って」とアドバイス。とはいえ、プロとしてはあまりオススメできないそうで「いざというときのための“最終手段”であることは間違いないね」とも話している。

@elisamontorio

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♬ It's Tricky - RUN DMC

 海外で話題となっている斬新すぎるヘアテクニック。一生残るかもしれない火傷を負うリスクよりも、素直にコテやヘアアイロンを使ったほうがいいかも。(フロントロウ編集部)

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