ベラ・ソーンが18禁サイトであるOnlyFansについて発言したことをめぐって、セックスワーカーたちから再び批判が寄せられている。(フロントロウ編集部)

「OnlyFans」で荒稼ぎしたベラ・ソーン

 ディズニー・チャンネルのテレビドラマシリーズ『シェキラ!』にゼンデイヤと共にW主演してブレイクを果たした俳優のベラ・ソーン。2019年には、初監督作となるポルノ映画『ハー&ヒム(Her & Him)』を公開して、世界最大のポルノサイトPornhubが主催するポーンハブ・アワード・ショー(Pornhub Awards Show)で監督賞に値するビジョン・アワードを受賞するなど、現在は多岐にわたって活躍しているベラは今年8月、18禁のアダルトなコンテンツで有名なSNSであるOnlyFans(オンリーファンズ)にアカウントを開設。

画像: 「OnlyFans」で荒稼ぎしたベラ・ソーン

 OnlyFansはその名前の通り、定額料金を支払ったファンに彼ら“だけ(オンリー)”が見ることのできるコンテンツを配信できるSNSサービス。クリエイターが自分の作品を発売するプラットフォームなどとして使われているのだけれど、アダルトなコンテンツをアップすることも可能であることから、アダルトなコンテンツが特に目立っており、他のSNSでは見ることのできない“過激”なコンテンツが見られるサービスとして有名になっている。

 ベラのサイトの月額(※)は10ドル(日本円で約1,100円)となっており、10%お得な27ドル(約2,970円)の3ヶ月プランと、20%オフとお得な6ヶ月プランが48ドル(約5,280円)で販売中。元ディズニースターであるベラの参入はファンの間で大きな話題になり、OnlyFansの担当者が米Page Sixに明かしたところによれば、ベラはアカウントの開設から24時間でおよそ1億1,000万円(100万ドル)を稼いだという。

※ベラがアカウントを開設した当時は、月額20ドル(日本円で約2,200円)、3ヶ月プランが60ドル(約6,600円)、6ヶ月プランが15%オフの102ドル(約11,120円)で販売されていた。

ベラの発言をめぐりセックスワーカーたちから批判の声

 OnlyFansにアカウントを開設しているセレブはベラだけでなく、カーディ・Bやタイガなどのヒップホップアーティストのほか、最近では「Dirty Work」のヒット曲で知られるオースティン・マホーンもアカウントを開設。さらに、米Peopleが毎年発表する「最もセクシーな男性」の2020年度版で1位に輝いた俳優のマイケル・B・ジョーダンも先日、OnlyFansにアカウントを開設したいと思っていることを明かすなど、セレブたちに人気のプラットホームの1つとなっている。

 セレブたちの間では比較的早くからOnlyFansに参入していたベラは、どうやら自身がセレブたちがサイトに参入する足掛かりになったと自認しているようで、今回、インスタグラムストーリーに次のような文章を投稿した。

「みんなOnlyFansに飛びつき始めてるけど、最初にやって犠牲を払ったのは私。クールだね……ニュースフィードに出てくる人たちはみんな、私の足跡を辿ってきたの」

 しかし、ベラのこの発言をめぐって、彼女よりも前からサイトを使っていたユーザーたちから批判の声が寄せられることに。あるユーザーは、「ねえ、ベラ。私はここ1年半くらいOnlyFansで生計を立てているし、他のセックスワーカー(性風俗従事者)たちが成功してきたのも見てきた。どうしてあなたが最初だって言えるのか教えてくれる? タイムラインからは伝わってこないんだけど」とツイートして、ベラよりも先に多くのセックスワーカーたちが収入源として使ってきたと指摘している。

 2016年にローンチされたOnlyFansは、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックによって、今年急速に需要が増えてきており、新型コロナウイルスの影響で職を失ったり、一時的に営業停止を余儀なくされたりしたセックスワーカーたちなどが、生活費を捻出する場所として活用している場合も多い。

 確かに、セレブたちの中ではベラが最も早くOnlyFansで成功した1人となったかもしれないが、今回の発言は、より早くからここで生計を立ててきた人たちを怒らせてしまったよう。

 ちなみに、ベラがOnlyFansの古参ユーザーたちを怒らせてしまったのは今回が初めてではなく、ベラの参入によってOnlyFansが課金の限度額やクリエイターへのギャラの支払いに関するポリシーを大幅に変更したため、この時にも批判の声が寄せられた。(フロントロウ編集部)

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