『TWD』に“悪役”が帰ってくる
『ウォーキング・デッド』の人気キャラクターと聞くと、誰が思い浮かぶだろうか? アンドリュー・リンカーン演じるリックやノーマン・リーダス演じるダリル、メリッサ・マクブライド演じるキャロルやローレン・コーハン演じるマギーなどの名前があがる一方で、悪役の名前もあがることは確実。
『ウォーキング・デッド』ではこれまでに、総督やギャレス、ベータやアルファ、そしてニーガンなど、多くの悪役が登場し、悪役でありながら高い人気を誇ってきた。
しかしすべてのキャラクターに予期せぬ展開が起こる『ウォーキング・デッド』では、悪役の多くも死んでいるけれど、『ウォーキング・デッド』のクリスマスペシャル番組『The Walking Dead Holiday Special(原題)』で、ショーランナーのスコット・M・ギンプルがこんなことを口にした…!
「『ウォーキング・デッド』の史上最高な悪役の1人とあることを進めているんだ。カタチになってきているよ」
『TWD』悪役は誰?
スコットのこの発言には、もちろん多くのファンが誰のことかと考えを巡らせている。最近でいえば、ドラマではジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンの単独コミック『Here's Negan(原題)』が、シーズン10のボーナスエピソードで映像化されることは決定している。
そしてファンの間で名前が挙がっているのは、デビッド・モリシーが演じた総督(フィリップ・ブレイク)!
じつは総督にも単独コミックがあり、デビッド自身もその映像化に乗り気な様子を見せてきた。とくに、『ウォーキング・デッド』の世界がスピンオフや映画に拡大していることから、デビッドは2019年12月に出演した英トーク番組『Lorraine(原題)』で、「制作陣は時には振り返って、オリジンの話をするよね。そして今は映画もやっているし」とコメント。そして英Digital Spyのインタビューでは、今年の8月に、こんな発言を…。
「もちろんだけれど、『ウォーキング・デッド』はロバート・カークマンによるコミックシリーズから出来上がっている。そのなかには、『The Rise of the Governor』『The Road to Woodbury』『The Fall of the Governor』という3冊がある。素晴らしい物語だよ。もし私が(シリーズに)戻るなら、映画のような感じでこのストーリーを語るために戻りたいね」
『Here's Negan』の映像化が発表されたのは今年の10月なため、デビッドのこの発言はそれよりも前ということになるけれど、ファンをドキドキさせるには充分なタイミング。デビッドの口ぶりからは、映画のようなカタチでの映像化を願っているよう。
一方で、ベータを演じたライアン・ハーストは、『ウォーキング・デッド』がシーズン11で終了した後に始まるスピンオフドラマのうちの1つである『Tales of the Walking Dead(原題)』に登場すると見られており、スコットはこれを指した可能性もある。『Tales of the Walking Dead』は、既存のキャラクターや新しいキャラクターのバックストーリーなどにフォーカスした物語が1話完結、もしくは複数のエピソードをまたいで描かれるシリーズとなるため、マイケル・カドリッツ演じるエイブラハムもふたたび登場すると見られている。(フロントロウ編集部)