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ヒュー・ジャックマンが自身が株主を務めていた企業の社員たちに、身銭を切って、合計1.2億円の「冬のボーナス」を支給していたことがわかった。(フロントロウ編集部)

ヒュー・ジャックマンが“自腹”で1.2億円のボーナスを支給

 マーベル映画『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役や、映画『グレイテスト・ショーマン』などで知られる俳優のヒュー・ジャックマンが、2019年から広告塔を務めている故郷オーストラリアの老舗ブーツメーカー、R.M. Williams(アール・エム・ウィリアムズ)の社員900名に、日本円にして合計で1億2千万円におよぶ“冬のボーナス”をプレゼントしていたことが、豪The CourierMailの報道で明らかになった。

 10月に公開されたR.M. WilliamsのユーモアたっぷりなCMでは、ひと肌脱ぐどころか、パンツまでも脱ぎ捨てたガチの全裸を披露して世界中の人々に笑いを届けたヒューだが、じつは時期を同じくして、自身が所有していた同社の株5%を売却していた。

ヒューが出演したR.M.WilliamsのCM。

 ヒューは、それによって得た収入を自分の懐に入れるのではなく、R.M. Williamsの社員たちに冬のボーナスとして分配してあげて欲しいと、経営者たちにリクエストしていたよう。ヒューはボーナスの支給者が自身だと明かすことは望まなかったようで、社員たちは「匿名の株主から」という形で1人1300ドル(約13万4千円)ずつを受け取った。


ヒューは「サンタ・クロース」

 The Courier MailはR.M. Williamsに、この件について問い合わせたが、同社は、株主の正体を教えることはできないと回答。しかし、以前、“株主だった人物”が「社員たちに現金のギフトを贈った」という事実は認めている。ヒューは、この件に関しては口を開いていない。

画像: ヒューは「サンタ・クロース」

 現地の人々は、正体を伏せて自腹でボーナスを支給したヒューを、まるでひと足早いサンタクロースのようだと、彼が演じたウルヴァリンの「爪(クロー/Claw)」にかけて、「Santa Claws(サンタ・クロウズ)」と呼び、称賛している。


因縁の相手ライアン・レイノルズとチャリティ対決

 ヒューは、俳優業のかたわら、副業としてコーヒー会社「Laughing Man Coffee(ラフィング・マン・コーヒー)」を経営。その全収益を自身が設立したチャリティ団体「Laughing Man Foundation(ラフィング・マン・ファンデーション)」を通じて世界各国の教育プログラムや地域開発、社会起業家を支援するために寄付していることでも知られる。

画像: 因縁の相手ライアン・レイノルズとチャリティ対決

 2020年のホリデーシーズンには、米会員制スーパーマーケットチェーンのサムズ・クラブの主催で、もうかれこれ10年以上イジり合いを続けている映画『デッドプール』のライアン・レイノルズとチャリティ対決。

 ライアンは、酒造メーカー「Aviation Gin(アビエイション・ジン)」の共同オーナーを務めているが、11月半ばから12月20日までの期間中に、ヒューが販売するLaughingMan Coffeeの商品と、ライアン擁するAviation Ginの商品のどちらが多く売れたか勝負し、その売り上げの合計額をサムズ・クラブがヒューのチャリティ団体と病気の子供たちを支援するSickKidsに寄付するという取り組みとなっていた。

 勝負を制したのはヒューで、サムズ・クラブのCEOからのビデオ通話で勝利を告げられたヒューは、満面の笑みで「すごく嬉しい!」と感激。そのままライアンに電話をかけたヒューは、先ほどとは打って変わって、冷たい表情でライアンに向かって「サムズ・クラブの対決に負けたのは君だ。みんな君が大嫌いだ」と手短に言い放つというコント仕立ての動画も公開され、笑いを誘った。

(フロントロウ編集部)

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