スペイン発のファストファッションブランド、ZARAが発売した「おしゃれすぎるアイテム」が海外の消費者たちをざわつかせている。(フロントロウ編集部)

ZARAの“正体不明”の商品にうろたえる人多数

 ハリウッドやヨーロッパのセレブたちはもちろん、イギリス王室のキャサリン妃や発祥国であるスペインのレティシア王妃といったロイヤルファミリーも頻繁に愛用しているファッションブランドのZARA(ザラ)。

 最先端のトレンドアイテムが比較的手頃な価格で手に入ることから、日本でも数年前から「ZARA女(ザラ女)」という言葉が使われるようになるほど、おしゃれに敏感な人々の間で人気となっている。

画像: ZARAの“正体不明”の商品にうろたえる人多数

 ハイファッションブランド顔負けの奇抜なデザインからシンプルで普段使いしやすいアイテムまで幅広くラインナップしているZARAだが、最新のコレクションとして発売された“正体不明”な商品が、海外のZARA好きたちをちょっぴり混乱させている。


「おしゃれすぎるアイテム」にどぎまぎ

 きっかけは、あるZARA愛好家のツイッターユーザーが、店内で撮影したこの商品の写真を公開し、「ねえ、ZARA大丈夫?」と心配そうなコメントを投稿したこと。

 そこには、オフホワイトのリブニット素材でできた、タートルネックセーターの胴体分をカットしたような不思議なデザインの商品が。このユーザーの投稿には、コーデが難しそうなこのアイテムへのツッコミが殺到した。

 アメリカでは29ドル90セントで販売されているこの商品。もちろん中にカットソーやシャツをインして着る、重ね着用のアイテムなのはわかるが、「半分しか仕上がってないセーターにこの値段は出せない」、「授乳用なんじゃない?」、「(セーターの)残りはどこ?」といったコメントが続出。

 さらに、ディズニー/ピクサーのアニメ映画『モンスターズ・インク』の続編『モンスターズ・ユニバーシティ』に登場したアーチ型の紫色のモンスター「アート」の写真と比較し、 「このキャラ用なんじゃない?」とからかう投稿も。


衝撃の”正体”は?

 エクリュと呼ばれるホワイトのほかにもブラックが展開されているこの商品は、日本のZARAの公式オンラインストアでも3,590円で販売。

 気になるのは、このアイテムが、一体どのカテゴリに分類されるのかということだが、それには、各国のZARAでも認識の違いがあるよう。

 アメリカやカナダでは「TURTLENECK SLEEVE SCARF(タートルネック・スリーブ・スカーフ)」という名称で販売され、「スカーフ」のくくりとなっているのに対して、イギリスでは「KNIT ARM WARMERS WITH TURTLENECK(ニット・アームウォーマー・ウィズ・タートルネック)」と「アームウォーマー」のくくりに。

 さらにフランスでも「PULL STYLE MANCHONS EN MAILLE À COL ROULÉ(プル・スティル・マンション・アン・マイー・ア・コル・ルーレ)」と「アームウォーマー」のくくり、そして本国スペインでも「MANGUITOS PUNTO CUELLO SUBIDO(マングィートス・プント・クェイヨ・スビード)」と「アームウォーマー」にカテゴライズされている。

画像: 「アームウォーマー」というと、こんなイメージだけど…?

「アームウォーマー」というと、こんなイメージだけど…?

 北米とヨーロッパでは認識にけっこうな差異があるようだけど、本拠地であるスペインが“正解”と考えるのが妥当だろう。

 ということで、ネットを騒がせているこの商品の正体は、スカーフでもなく、セーターでもなく、「アームウォーマー」!

 日本では、ヨーロッパにならい、「タートルネックニットアームウォーマー」という名称で販売されている。コーデの難易度は高そうだけれど、合わせ方によっては、かなりスタイリッシュに仕上がりそうなので、「我こそは!」という人は、ゲットしてみては? (フロントロウ編集部)

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