『ターミネーター』のオーディションに落ちたことを明かしているブリー
2015年に主演した映画『ルーム』でアカデミー賞の主演女優賞を受賞し、その後はMCU作品でキャプテン・マーベルを演じるなど、今やハリウッドを代表する俳優の1人として数えられるブリー・ラーソン。けれど、多くの俳優たちの例に漏れず彼女もキャリアの初期には苦労を経験した1人で、2020年7月に自身のYouTubeチャンネルを立ち上げた際、いくつかの大作映画のオーディションに落ちていたことを告白している。
「『スター・ウォーズ』のオーディションも受けたの」と、ブリーはYouTubeに最初に投稿した動画のなかで告白している。「『ハンガー・ゲーム』も。それから、『ターミネーター』のリブート版もね」と、一連の有名作品のオーディションで落選した経験があることを明かしていた。
ブリーは自身がオーディションを受けたそれぞれの作品の具体的な役について明かしていないものの、『ターミネーター』のリブート版については、2015年に公開された映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』での、エミリア・クラークが演じたサラ・コナー役のオーディションのことを指しているのではないかと見られている。
『ターミネーター』のオーディションに落選した理由
数々の映画で高い演技力を見せてきたブリーだけれど、どうやら『ターミネーター』のオーディションに落選してしまったのは、演技力そのものが大きな要因ではなかったよう。2020年8月にYouTubeチャンネルで公開した動画のなかで、ブリーは『ターミネーター』のオーディションを改めて振り返っている。
「(『ターミネーター』の)オーディションを受けた時に、平凡な感じに終わってしまってね。その数日後にもオーディションを受けたんだけど、最終的には役を得られなかった」とブリーは回想している。
「『役を得ることはありません』という返答以外、何のフィードバックももらえなくてね。『どうして役を得られなかったの?』って思うのはいつものことなんだけど、良い演技をできていたと思ったし、(落選したことが)理解できなかったの」とブリー。
続けて、ブリーは最終的に制作側から得ることができたというフィードバックについて、「それから数ヶ月が経って、マネージャーから電話があって、『ついにフィードバックを得られました。彼らが言うには、彼らはあなたが銃の持ち方を知らないのではないかと思ったそうです』って言われたの」と明かして、“銃を持てなそう”というまさか過ぎる理由で落選していたことを知ったと告白した。
とはいえ、ブリー自身はこのことに納得がいっているようで、「『オーケー。もしオーディションで銃を持つ機会があったら思うと、(持てていなかっただろうし)それは納得』って思った。私は銃なんて持ったことがなかったから」とブリー。「実際、感謝もしてる。映画で銃は持ちたくないの。銃を持てなそうっていう理由で役をゲットできなかったのには笑っちゃったけどね」と続けて語り、結果としては銃を持たずに済んでよかったと思っていると明かした。(フロントロウ編集部)