『スパイダーマン』トム・ホランド、「新年の誓い」をたった12時間で破る

欧米で人気の年始チャレンジ「ドライ・ジャニュアリー」

　新しい年を迎えるのと同時に、何か新しい事に挑戦したり、前年までやってしまっていた悪しき習慣から脱却しようという抱負を掲げた人も多いはず。

　イギリスやアメリカでは、1年をリセットし、健康でフレッシュな気持ちで新たな年をスタートする方法として、近年「ドライ・ジャニュアリー（Dry January）」と呼ばれるチャレンジが人気に。

　ドライ・ジャニュアリーとは、1月の1カ月間をまるまる「禁酒月間」とし、アルコールを一切口にしないというもの。

　12月のホリデーシーズンには、普段よりもお酒を飲む機会が増えることから、元旦からの1カ月間はしっかりと肝臓を休め、二日酔いとは無縁のヘルシーな日々を過ごす、という目的も持つ。

トム・ホランドが早期脱落

　2021年には、シンガーのジョン・レジェンドと妻でモデルのクリッシー・テイゲンやドラマ『ガールズ／GIRLS』の俳優レナ・ダナムといったセレブたちも取り組んでいるドライ・ジャニュアリー。

　マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）の大ヒット映画『スパイダーマン』シリーズで主人公のスパイダーマンことピーター・パーカーを演じている俳優のトム・ホランドも、地元イギリスで年末年始を一緒に過ごした家族とともに挑戦。しかし、3日坊主どころか、1日も持たずに脱落してしまった…。

　ホランド家で真っ先に禁酒の誓いを破ってしまったのは、一家の長である父親でコメディアンのドミニク。

　「ドライ・ジャニュアリーの誓いを恥ずかしいくらい早く破ってしまった…」とツイッターで告白したドミニクは、「でも、家には人（家族）がいっぱいなんだ。しかも、外は寒いし暗いし…」と言い訳。

　トムはこの父のつぶやきを引用して「すごく順調だったのに…12時間くらいは」と泣きながら爆笑する絵文字を添えて、たったの半日でドライ・ジャニュアリーを終了してしまったことを明かした。

　トムのトホホな告白には、フォロワーたちから「怒涛の2020年を経験したばかりで禁酒なんて無理無理！ 」、「また来年頑張ればいいよ」と、意外にもあたたかい励ましのコメントがいくつも寄せられた。

　トムや父のドミニクはあっけなく失敗してしまったけれど、英サセックス大学が行なった調査では、1月の1カ月間禁酒に成功したことで、1年間を通して飲酒量を大幅にセーブできた（1日当たりの飲酒量が平均約150ml減少／1週間あたりの平均飲酒日数が1日減）という報告も。

　さらに、禁酒期間をコンプリートできたことで、達成感が得られたというポジティブな経験や、節約にもつながったという意見も得られている。

　1月はまだ始まったばかりなので、ドライ・ジャニュアリーを始めるにはまだ遅くはない。お正月明けで、しばらくお酒を控えようかと考えている人は、この際、まる1カ月の禁酒にチャレンジしてみるのもいいかもしれない。（フロントロウ編集部）

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