本気でなりたい髪色を叶えるためには
髪に透明感やツヤ感を与えてくれるトレンドの「ハイトーンカラー」は、セレブの間でも人気が高く、ここ数年は、ふんわりと柔らかなピンクヘアや、燃えるように鮮やかなレッドヘア、やさしげなニュアンスのミルクティーベージュなど、さまざまなハイトーンカラーにチャレンジしている。
しかし、ハイトーンカラーは鮮やかでインパクトのあるカラーリングだけあって一般的なヘアカラーよりも失敗しやすく、なかなか染める勇気が出せないという人もいるのでは? そんなハイトーンカラーを失敗させないために知っておきたい注意点やキレイに仕上げるコツを人気ヘアスタイリストのミン・キムが米Makeup.comで紹介した。
注意点1.明るい髪色にしないと「色」は入りにくい
「たいていの場合、ブロンドぐらい髪色を明るくしないと、淡いパステルカラー(ピンク、ラベンダー、ベビーブルーなど)は染まりにくいと思う」と話すミン。
もちろん、黒髪や茶髪など“地毛”のまま染めることはできるけれど、ミンは「すでにブリーチまたはハイライトが入った髪のほうがよりヘアカラーが鮮やかに発色する」と説明。また、ブリーチをしたくない場合でも、8トーン以上のヘアカラー剤を数回に分けて染める必要があるとも話している。
また、ハイトーンカラーを入れる前の髪色が十分に明るくないと、染めたときにイメージとは違う色味が出てしまうこともあるそう。
ミンは「私の最善策は、髪全体を染める前に試し塗りをしてみること」と助言。なんでも、後頭部など目立たない部分にヘアカラー剤をつけて数週間ほど観察することで、色の仕上がりや色落ちまでの期間が把握でき、大きな失敗は避けられるのだとか。
注意点2.ハイトーンカラーに「色落ち」は付きもの
明るいハイトーンカラーにチャレンジする前に、必ず知っておきたいのが「色落ち」。ミンは「ほとんどのヘアカラー剤は、毎日シャンプーしているうちに色が薄れるように設計されている」と話し、どんなにキレイな髪色に仕上げても、色落ちは避けられないという。
そんなハイトーンカラーをできるだけ長くキープするには、適切なヘアケアを学ぶことがなにより大切。たとえば、髪にツヤとうるおいを与えてくれる“ヘアオイル”だけれど、ハイトーンカラーに染めているときは注意が必要。
というのも、ヘアオイルは、オイルの種類や処方によっては、ヘアカラーが分解されることがあるから。そのためハイトーンカラーに染めたい場合は、ハイトーンカラーヘア専用のヘアオイルを使うか、オイルベースの製品は避けたほうが良いとミンはアドバイスする。
ほかにも、ふだん使っているシャンプーなどを見直すのもひとつの手。ミンによると、ごく普通のシャンプーはハイトーンカラーの髪には刺激が強く、色落ちを加速させる恐れがあるそう。
そんなときに頼りになるのが“ヘアカラー用シャンプー”。ミンいわく、これらのシャンプーは優しい洗浄成分で作られているため色落ちが穏やかで、しかも日光による退色を防ぐUVフィルターを含んでいることが多く、長期間ハイトーンカラーを楽しむことができるという。
オシャレで透明感たっぷりのハイトーンカラー。市販のブリーチ剤やヘアカラー剤を使ってセルフで染めても、正しく手入れすれば色持ちするので、これを機にチャレンジしてみるものいいかも。(フロントロウ編集部)