アメリカ国内のバーガーキング店舗で、あるユーチューバーがドライブスルーで接客する店員たちを翻弄する「どっきり」を決行。これに信じられないほど温かいリアクションを見せた店員が「最高のファストフード店員」と称賛されている。(フロントロウ編集部)

バーガーキングで反応に困る「どっきり」を決行

 米ミネソタ州を拠点にユーチューバーとして活躍するジミー・ダーツは、普段から街行く人にイタズラを仕掛けたり、突然高額なプレゼントを贈ったりする動画を投稿している“プランクスター(Prankster)”。

 そんなジミーは、ツイッターフォロワーからのリクエストで「ファストフード店のドライブスルーを毎回初めて来たフリをしながら10回連続で利用する」という何とも言えないシュールなどっきりに挑戦。最寄りのバーガーキングで決行した。

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 窓口で対応する店員たちから、訝しげな視線を向けられても「あなた、これでもう3回目よ」と言われても、「初めて来たけど」と、とぼけ続けたジミー。

 しかし、5回目以降に対応した若い金髪の男性店員は、ジミーの行動を不審に思うというよりも、「あなたは、この10分間でもう6回もドライブスルーに来てるよ」と親身になって心配。

 記憶喪失を装うジミーの言葉を信じ、7回目には、「後部座席を見てごらんよ」と先ほどテイクアウトしたハンバーガーがあるから確認してみるようやさしく忠告し、さらに、「1個ハンバーガーをあげるから、店内に入っておいでよ。僕と一緒に座って話そう」と、問題を抱えていそうなジミーを店内に招いた。

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 駐車場でジミーと対面した男性店員は、「両親と一緒に住んでるの?」と、記憶障害を抱えているものとみられるジミーにやさしく質問。一緒にテーブルにつくと、場を和ませるためか、バーガーキングで商品を購入するともらえる、お馴染みの紙製の王冠を頭に乗せて、ドライブスルーではmどうやってオーダーを取っているかなどを説明。ジミーと他愛のない会話を繰り広げ、話し相手になってくれた。

 ジミーはこの模様を収めた動画をTikTokで公開。

動画は、TikTokでの公開後にインスタグラムでも公開された。

 この動画はTikTokで720万回以上再生され、「なんて優しい店員なんだ」、「すごく心配してくれたんだね」、「この店員の給料をアップしてあげて欲しい」といったコメントが20万件以上寄せられた。


優しく対応してくれた店員に「感謝のしるし」

 世間の反応を受け、後日、ジミーはどっきりを行なったバーガーキングの店舗を再び訪問。しかし、今度はイタズラを仕掛けるのではなく、自身のことを親身になって気遣ってくれた店員にお礼をするためだった。

ジミーがお礼を渡す動画はスライドショー2枚目。

 ジミーが持参した黒いバッグの中には1000ドル(約10万円)の現金が。「君にはこれを受け取る価値があるよ」と現金を渡された店員は、信じられないといったリアクションを見せながらも、「ありがとう」と素直に感謝。

 最後に、「みんなを愛そう。意地悪をする理由なんかないんだ。何が起こるかなんてわからないからね」と世間にメッセージを送った。(フロントロウ編集部)

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