サラ・ジェシカ・パーカー、『SATC』続編で「サマンサは物語の一部ではない」と言い切る

サマンサ役キム・キャトラルとの不仲説を否定も…

　1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』。タイトルの頭文字を取って『SATC』の愛称でも親しまれる同ドラマは、大都会ニューヨークを舞台に自称・恋愛至上主義のキャリー、バリバリのキャリアウーマンのミランダ、結婚願望が強いシャーロット、ワンナイトラブ主義のサマンサの4人の友情や、恋愛＆セックスに対する“赤裸々な本音”を描いて大ヒットを記録し、その後、映画化もされた。

　そんな大ヒットドラマが、『And Just Like That...（アンド・ジャスト・ライク・ザット…）』と名前を変えて、計10話のミニドラマシリーズとして帰ってくることがつい先日発表されたのだが、メインキャラクターの4人のうち、カムバックするのはキャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーとミランダ役のシンシア・ニクソン、シャーロット役のクリスティン・デイヴィスの3人だけで、サマンサ役のキム・キャトラルは出演しないことが明らかになり、波紋を呼んでいる。

　キムが『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編に出演しないことは、以前から伝えられており、キム本人も過去に出演した英iTVのトーク番組『ライフ・ストーリーズ』で、「私がサマンサを演じることは今後一切無いって保証する。私にとっては、もうあの役は終わり。後悔も無く、もう終わったものなの」と断言しているが、オリジナル版のファンとしては複雑。

　一説には、キムと、主演のサラをはじめとするキャストたちとの反りが合わなかったことが降板の原因と言われているが、サラの言い分は違うよう。

　続編の制作発表後、サマンサ役のキムが続編に出演しない“理由”をめぐって、とあるファンが書き込んだ「（サラとキムは）お互いに嫌いあっている」というコメントを目にしたサラは、「いいえ。私は彼女のことを嫌いじゃないし、（嫌いだなんて）これまでに一度も言ったことがない。そんなことは絶対に言わない」と、以前からウワサされる不仲説について全否定。さらに、「（続編では）サマンサは物語の一部ではない。けれど、彼女が私たちの一部であることに変わりはない。どこにいても、何をしていても」と続けた。

　ファン人気が高いサマンサだけに、代役を立てることを予想する声もあるが、「サマンサは物語の一部ではない」という今回のサラの発言を素直に受け取るならば、“続編にサマンサは登場しない＝代役を立てるつもりはない”という解釈もできるが、果たして。

　ちなみに、米HBO MAXによると、続編では50代になったキャリー、ミランダ、シャーロットの3人が、30代の頃よりも複雑になった友情や日常を生き抜く様子を描くという。（フロントロウ編集部）

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