『ダウントン・アビー』でマシュー・クローリーを演じたダン・スティーヴンスが、ドラマを去ってから数年が経つにもかかわらず、いまだにされる質問を明かした。(フロントロウ編集部)

映画2作目も制作中と言われる『ダウントン・アビー』

 2010年から2015年に放送されたイギリスのドラマ『ダウントン・アビー』は、日本でもスター・チャンネルやNHKで放送され、人気を博した。また、2019年には映画版も公開となり、まだまだ人気は衰えていない。さらに、映画版の2作目の制作も進行中だとも言われており、人気シリーズは続いていくことが予想される。

 そんな『ダウントン・アビー』シリーズをシーズン3で去ったにもかかわらず、いまだに存在感抜群なキャラクターと聞くと、誰のことか想像がつくファンもいるはず。

ダン・スティーヴンスが演じたマシュー

 突然グランサム伯爵家の財産と爵位の相続人となったマシュー・クローリーは、ミドルクラス出身の青年弁護士であり、当初は貴族に反発していたけれど、紆余曲折の末に、遠縁であるロバート・クローリーの娘メアリーと結婚。

 シーズン3ではマシューとメアリーの間に第1子が誕生したのも束の間、突然マシューは交通事故に遭い、命を落とした。

画像: ダン・スティーヴンスが演じたマシュー

 その後、シーズン6までが制作された後に完結した『ダウントン・アビー』だけれど、ダン・スティーヴンスが演じたマシューはいまだにファンの記憶に残っている。それどころか、ファンだけでなく、そんな展開を作った張本人の制作陣まで、ダンにいまだにこんな質問を投げかけてくるそう。英Digital Spyのインタビューで、ダンが笑いながらこう明かした。

 「もう今から8年前にドラマを去った。なのに映画の関係者は、(ドラマについて)詳しく知っているべきなんだけど、『映画版には出るの?』って言うんだよ。僕は、『ドラマ見ました?どう終わったか知ってます?』って感じだよね(笑)。関係者は、シャワーシーンか何かの形で僕に出て欲しいと思ってるんだよ」

 マシューが生きていた頃の回想シーンといったものを上手く取り込めれば、マシューがふたたび作品に戻ってくることも可能ではあるものの、やはり無理やり感は否めないもの。ダンもその気はまったくなさそうな様子を見せた。

 ちなみに、映画版の公開前である2018年8月に、メアリー役のミシェル・ドッカリーと、運転手トム・ブランソン役のアレン・リーチと再会したダンが、「マシューは映画『ダウントン・アビー』で口ひげを生やすべきかな…?」とコメントを添えて3ショット写真を公開したことで、ファンの間では映画版でマシューが戻ってくるのではという予想が盛り上がることに。

 しかし残念ながらこれはダンのジョークで、映画版でもマシューは現れなかった。マシュー役のダンの姿はもう見ることはないかもしれないけれど、売れっ子俳優となったダンは、映画『X-MEN』のスピンオフドラマ『レギオン』や、コメディ映画『Blithe Spirit(原題)』で主演を務めた。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.