『ブリジャートン家』が大ヒット中
2020年のクリスマスに配信が開始されたドラマ『ブリジャートン家』が、大ヒットを記録中。アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、イタリア、スペインといった欧米各国でドラマ部門の月間視聴回数1位を獲得し、視聴世帯数がもうすぐ7,000万を超えると見られている。
アメリカ人作家ジュリア・クインによる小説『ブリジャートン』シリーズの1作目である『恋のたくらみは公爵と』を原作としている本ドラマでは、19世紀初めのイギリスを生きる貴族たちの社交界を舞台に、貴族たちの恋の駆け引きや各キャラクターたちの悩みや葛藤、家ごとのたくらみが描かれる。
その内容や、「レディ・ホイッスルダウン」という謎のコラムニストが物語の語り手であることから、“バチェロレッテ風ドラマ”、“時代劇版ゴシップガール”といった表現をされることも。そして類に漏れず、その絢爛豪華な衣装は大きな評判を呼んでいる。
注目の俳優フィービー・ディネヴァー
そんな『ブリジャートン家』で一気に注目を集めているのが、主人公ダフネを演じたフィービー・ディネヴァー。次期ジェームズ・ボンドの呼び声高いレゲ=ジャン・ペイジが演じたヘイスティングス公爵サイモンとの恋愛模様はファンの心をかき乱した。
そんなフィービーは、母親に、イギリスの超ロングラン昼ドラ『コロネーション・ストリート』に1986年より出演しているサリー・ディネヴァーを、父親に、脚本家のティム・ディネヴァーを持っており、10代の頃から俳優として活動している。
フィービーが俳優として一気に知名度を上げたことを、もちろん家族も喜んでいるそうで、『ブリジャートン家』は祖父母も含める全員で集まって見たとのこと。しかし、そうなると気になるのは、あの情熱的なベッドシーンの反応!
フィービー、ベッドシーンが来たら…
妹と弟、両親、そして祖父母の目の前で自分のベッドシーンが流れるのは、いくら演技に理解のある家族だとしても気まずすぎる! やはりフィービーもある対策を取ったそうで。英Daily Starでこう明かした。
「母はすごく誇りに思ってくれているし、楽しみにしてくれてる。ドラマは家族全員で見たの。しかも、おばあちゃんやおじいちゃんも一緒に見たの。だから最大限の注意を払って(ベッドシーンは)リモコンで早送りしたよね。どうにかなったかな」
フィービーと家族。
早送りするという古典的な方法で乗り越えたというフィービー。映像が早送りになるDVDと違って、ストリーミングサービスでは一気に飛ばしたい地点に飛ばせるため、どうにかなったよう。
Netflix作品で有名になったフィービーだけれど、彼女自身も以前からNetflixユーザーだそうで、新型コロナウイルスによるロックダウンの時には様々な作品を見ていたという。とくに好きだったのは、これまた大ヒットを記録した『クイーンズ・ギャンビット』とのこと。(フロントロウ編集部)