IKEAのショールームにある“謎の箱”は一体なんのために?
安価でクオリティーの高い家具や生活雑貨が手に入るとして、世界中で大人気の家具量販店「イケア(IKEA)」。IKEAで実際に販売されている家具や小物を使って、リビングや寝室を再現したショールームは、「オシャレでテンションが上がる」「インテリアを選ぶ時の参考になる」と好評で、これをもとに部屋のコーディネートを考えたり、そっくりそのまま購入して再現したりする人も少なくない。
ショールームに展示されている家具や小物は基本的にIKEAで販売されている“本物の商品”ばかりだが、そのなかにしれっと置かれている、ある製品を模した「ニセモノ」の存在が目撃者たちのあいだで話題になっている。それがこの2種類の箱状の物体。これらが何を表しているのかおわかりだろうか?
よく見ると、2つとも箱の表面に大きさを表す数字と単位が書かれており、白いほうの箱には「IKEAにあるどの収納棚に、私の新しいゲーム機を収めることができますか?」の文字が。もうお分かりだと思うが、この2つの箱は、ともに昨年末に発売されたばかりの最新ゲーム機、Xbox Series X(写真左)とPlayStation5(写真右)を模している。
恐らく、権利上の理由で商品名を出せないため、一見するとなんだかわからない“謎の箱”になってしまったのだと思うが、XboxやPS5の所有者は収納棚を購入する際、この箱を見て大きさを確認したり、シミュレーションをしたりすることができるとても便利なものなのだ。
ちなみに、IKEAの担当者は米Newsweekの問い合わせに、「私たちの同僚は、収納に関する問題を解決する創造的な方法をつねに模索しています。オンライン上に出回っている画像(上の画像)は、米イリノイ州にあるイケア シャンバーグ店のものであることが確認できました。イケアのストアチームは、最新世代のゲーム機がイケアの収納ユニットにどのように収まるかを実演する必要があると考え、3人の同僚が協力して模擬コンソールを作りました。イケアでは、ゲーム機やその他の電子機器のサイズに関係なく、理想的なホームエンターテインメント空間を実現できるよう、様々な種類の台やテレビ台を提供しています」とコメントしている。(フロントロウ編集部)