セレブも注目する「プラカシーオイル」とは？
プラカシーオイル（Pracaxi Oil）とは、アマゾン地域に生息するペンタクトレ属マメ科のペンタクトレラマクロロバの木（通称プラカシーツリー）の種子から抽出される天然オイル。
日本ではあまりなじみがないオイルのため、初耳だという人も多いと思うけれど、プラカシーオイルは、保湿力が高く、それに加え天然の乳化作用（※）を持つ「ベヘン酸」を多く含んでいるため、他のオイルに比べて肌なじみが良く、べたつかないのが特徴。
乳化作用とは…水と油のような、本来混じり合わないものの境界面で働いて、均一な状態に（乳化）させる作用のこと。
生産が盛んなアマゾン地域では、通称“アマゾンの奇跡”とも呼ばれ、古くから髪や肌の健康を保つために地元の人々から重宝されてきた。
トップモデルも美髪ケアに愛用
実は、ヴィクトリアズ・シークレットの元エンジェルで知られる人気モデルのアレッサンドラ・アンブロジオも、ヘアケアの一環としてプラカシーオイルを愛用。
米Us Weeklyのインタビューで、アレッサンドラは「（モデルの）仕事のために、1日に2回もシャンプーをしなければならないことがあるの」と告白。
アレッサンドラは「シャンプーは1日おきにしたほうがいいとか、髪に良くないのはわかっているけれど、私の場合は、毎日仕事でヘアスプレーやスタイリング剤を髪にたくさん使っているから、毎日洗わなければいけないの」と、モデルならではの悩みを打ち明けた。
そんな過酷な環境のなかでも、アレッサンドラが美髪をキープできている秘密は、プラカシーオイルをたっぷりと配合したシャンプー「ヌリッシング クレンジング クリーム」。
ブラジルのヘアケアブランド「マラジョー（Marajó）」が発売する、マイルドな洗い上がりのシャンプーで、アレッサンドラは「一般的なシャンプーに使われている強い洗剤が入っていないから、とても助かっている」と話している。
近年、ヘアケアとして人気
プラカシーオイルは、スキンケアとして優れた効果を発揮するのはもちろんのこと、近年は「ヘアケア」として注目度が上がっている。
ニューヨークに拠点を置くオンデマンド型ヘアスタイルサービス「Glamsquad」のアートディレクターを務めるジョヴァンニ・ヴァカーロによると、プラカシーオイルは、髪にうるおいとツヤを与えるだけでなく、乾燥する頭皮環境を整えてくれる効果も期待できるそう。
しかも、ベタつかず匂いもないため、シャンプーやコンディショナー、洗い流さないトリートメント、スタイリング剤など幅広い商品に使用されているそう。ジョヴァンニは「（プラカシーオイルを使うことで）髪に弾力と柔らかさがプラスされ、ブラッシングやスタイリングがしやすくなるよ」と米Byrdieで説明している。
うるツヤ髪をゲット！オススメの使い方
純プラカシーオイルだけを使用する場合は、寝る前に髪につけて一晩おき、翌朝洗い流すのがオススメ。または、プラカシーオイルをコンディショナーに混ぜて保湿効果を高めるのも良いそう。
ほかにも、ドライヤー前にプラカシーオイルを毛先につけるのもアリ。ヘアスタイリストのジーナ・リベラは「もし髪が乾燥しているなって思ったら、スタイリング剤に少量混ぜるのも良いよ。タオルドライ後、髪に軽くスプレーして、いつも通りにスタイリングしてみて」と助言。なめらかで光沢のある仕上がりになるという。
セレブからも信頼される注目の天然オイル「プラカシーオイル」。日本でもいくつかのブランドから商品が発売されているため、気になる人はチェックしてみて。（フロントロウ編集部）
