マクドナルドの店員がドライブスルーの裏側を明かす
コロナ禍でさらに需要が高まっているファストフードのなかでも不動の人気を誇る、世界的大手ファストフードチェーンのマクドナルド。ほとんど人と接触することなく商品の購入&受け取りができるドライブスルーは、とくに利用者が増えているが、利用するにあたってある注意点があるという。
日本では見かけないが、アメリカをはじめとする海外の店舗では、場所によってドライブスルー用のレーンが複数存在する場合がある。そのため、混雑している時はどの車の客が何を注文したのかわからなくなってしまうことも。そういった状況を回避するために導入されたのが、写真撮影システム。
マクドナルドで働く現役の店員がTikTokにアップした動画によると、ドライブスルーにはカメラが設置されており、受け渡しミスがないようにするために写真を撮影して、車と客の顔を記録しているのだとか。それはつまり、こちらの顔はもちろんのこと、車の中で何をしているのかも店側には“丸見え”ということ。
下手をすれば、“最悪の瞬間”を写真に撮られてしまうこともあるため、動画の投稿主である店員は「だから、(見えてないと思って)注文する時に鼻をほじったりしないほうがいいよ。私たちには見えてるし、ドン引きすることだってある(笑)」と忠告。
カメラの存在を知っていても、写真を撮られていることは知らない人が多かったようで、「(ミスがないのは)記憶力が異常に良いだけだと思ってた」、「(ドライブスルーだから大丈夫だと思って)パジャマやバスローブを着ていたのをしっかり見られていたなんて…」など、驚く声であふれている。
ドライブスルーでは車内の会話も丸聞こえ!?
じつは、写真を撮られるだけでなく、車内の会話が筒抜けになっている場合も…! これは昨年、イギリスのマクドナルドでバイト歴のある女性がTikTokにアップした動画によって明らかになった事実で、彼女いわく、ドライブスルーで注文するエリアに入った時点で、従業員には客の顔が見えており、スピーカー越しに「いらっしゃいませ」と話しかける前から声も聞こえているそう。
ただ、スピーカーがオフになっている時は、従業員には自分たちの声が聞こえていないと思っている人が多いようで、「忙しくて『少々、お待ちください』って言って保留にした時でも、声は聞こえてる。つまり、(店員に対する)不満とか悪口も全部聞こえてるってわけ」とぶっちゃけた。
また、このほかにもドライブスルーには、客が商品を注文してから受け取るまでにどれだけの時間を要したのか計るセンサーがあり、国内にある他のマクドナルドの店舗とドライブスルーの所要時間を競い合っているんだとか。(フロントロウ編集部)