ラッパーのカーディ・Bが、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けてしまった11歳のファンために“ウィッグ”を手作り。ファンの少女と心温まる交流を行なった。(フロントロウ編集部)

カーディ・B、ウィッグづくりに挑戦

 元ストリッパーという異色の経歴を持ちながら、2019年のグラミー賞で女性アーティストとして史上初めて最優秀ラップ・アルバム賞を受賞したことでも知られる人気ラッパーのカーディ・B

 インスタグラムのフォロワー数8160万人を誇るなどSNSでも非常に人気が高く、超毒舌で自由奔放な発言やちょっぴり刺激の強い写真を投稿するなど、たびたびファンに笑いを届けている。

画像: カーディ・B、ウィッグづくりに挑戦

 そんなカーディが、2020年12月からスタートさせたフェイスブック番組『カーディ・トライス(Cardi Tries)』のエピソードで、今度は笑いではなく、思わずウルっとしちゃうファンとの心温まる交流をシェア。完全に不意打ちをくらったと、多くの人の涙を誘っている。

ファンのためにウィッグを一から手作り

 フェイスブック限定で配信される『カーディ・トライス(Cardi Tries)』は、カーディがバレエや寿司づくりなど、今までやったことがないことにチャレンジするという趣旨の番組。

 そのエピソードのひとつで、カーディは自身の代名詞ともいえる「ウィッグ」づくりに挑戦。今回は、ある特別なファンに贈るためのウィッグを作りたいとのこと。

 その日カーディは、友人と彼女のウィッグを手がける担当ヘアスタイリストのトーキョー・スタイルズと共に、アメリカのウィッグ製造会社「ジョヴァンニ・アンド・ソン・ヒューマン・ヘアー」を訪問。そこで、一般的な人毛ウィッグの作り方を学び、ブラッシングから毛束のつくり方、ウィッグキャップへの縫い付けまで、カーディ自身で一から手作り。

 思いのほか繊細な作業に悪戦苦闘しつつも、なんとかウィッグを完成させるカーディ。プロから見てもかなり出来が良かったようで、カーディ本人も満足げの様子。「人毛ウィッグはかなり高価だからね。今日作ったウィッグをファンにプレゼントできて本当に嬉しい」とファンへの想いを語った。

 それから1週間後、カーディの手作りウィッグは、カーディの大ファンだという11歳の少女クロエの元へ。実は、彼女はガンを患っており、抗がん剤の副作用で髪の毛のほとんどを失っていたという。

 最初は、カーディからの突然のプレゼントに困惑していた彼女だったけれど、中身がウィッグだと分かり「え、カーディからのウィッグ?!」と大興奮。実際にウィッグをつけてみると、いろんな感情がこみ上げてきたのか、思わず泣いてしまったクロエ。最後に「本当にありがとう。すっごく気に入ったよ」とカーディに向けて感謝の気持ちをつづった。

 このエピソードを見たファンからは「感動しすぎてやばい」「完全に不意打ち。思わず泣いちゃったよ」など感動したというコメントが殺到。この動画は瞬く間に拡散され、すでに128万回再生を記録している。

 毎週木曜日に配信される『カーディ・トライス(Cardi Tries)』。次は一体どんなものにチャレンジするのか、今後も目が離せない。(フロントロウ編集部)

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