有名雑誌がリリ・ラインハートの「なりすまし」と気づかず取材
青春ミステリードラマ『リバーデイル』のベティ役で大ブレイクし、映画『ハスラーズ』やAmazonプライム・ビデオのオリジナル映画『ケミカル・ハーツ』など、ドラマから映画へと活躍の場を広げている人気俳優のリリ・ラインハートが、第三者が本人になりかわる「なりすまし」の被害にあっていたことがわかった。
つい先日、アメリカの大手出版社ハーストが発行するティーン向け雑誌Seventeenが、自社のSNSに「謝罪文」を掲載したことで被害が発覚。Seventeenによると、リリのパブリシスト(広報担当)を名乗る人物から連絡があり、リリにインタビューを行なったが、あとになってそのパブリシストもリリもまったくのニセモノであったことが明らかに。
“偽リリ”のインタビュー記事を掲載後、恐らく本物のリリの関係者から指摘を受けて、自分たちが騙されたことに気づいたSeventeen編集部は、「本日、私共はリリ・ラインハートから得た情報として、とある記事を掲載しましたが、私共に連絡をしてきた人物は“なりすまし”であり、彼女とは何のつながりもない無関係の人物であることがわかりました」と事の顛末を説明すると同時に、「このような不運な状況を招いてしまったことを、リリと彼女のファンの皆様に心からお詫び申し上げます。当該の記事は直ちに削除いたしました。誤った情報を掲載してしまったことを非常に後悔しています」と謝罪した。
“本物のリリ・ラインハート”が騒動に反応
その後、自分の知らないところでとんだ大事件が起きていたことを知った“本物のリリ”は、ストーリーで騒動について、「すごく奇妙なことだけど、私になりすました何者かがセブンティーンのインタビューに応じたみたい。幸い、(そのなりすましは)不適切なことは何も言っていなかったみたいだけど、(インタビューに掲載された)それらの言葉は私が言ったことじゃないって、ちゃんと自分の口からみんなに伝えておきたかった」とコメント。
米E!Newsによると、“偽リリ”のインタビューは主に『リバーデイル』についての話だったそう。Seventeenほど名のある有名雑誌がなりすまし被害にあうとはにわかに信じがたいが、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、昨年からZoomなどを利用したリモートインタビューや電話インタビューが主流になっていることが、その一因と考えられる。(フロントロウ編集部)