キアヌ・リーブスのキャラがいる『サイバーパンク2077』
『ウィッチャー3 ワイルドハント』を手掛けたポーランドのゲーム会社CD Projektによる『サイバーパンク2077』は、日本では18歳未満は購入禁止となっている近未来の荒廃した都市が舞台のオープンワールド型RPGゲームで、ハリウッドの人気俳優であるキアヌ・リーブスが演じるジョニー・シルヴァーハンドも登場することが、リリース前から話題となっていた。
そんな『サイバーパンク2077』を手掛けたCD Projektは、ユーザーがゲームを改造して楽しむことを認めており、公式の改造支援ツールも存在するほど。
そして、キャラクターモデルを交換できるMOD(改造)がファンによって公開されていたのだけれど、それを使えば、性的サービスを提供するキャラクターのジョイトイとジョニーを入れ替えることができ、つまりは、キアヌのようなキャラクターとセックスできることになるため、CD ProjektがそのMODの公開の停止を要請し、停止された。
キアヌ・リーブスは実在の人物
キアヌといえば、1980年代から活躍する一流俳優でありながら、ハリウッドきっての良い人と知られており、“インターネット・ボーイフレンド(ネット民の彼氏)”と呼ばれることもあるほどで、老若男女問わず人気が高い。
2019年には、“もしもキアヌが恋人だったら?”というファンの思いが詰まった『If Keanu Were Your Boyfriend: The Man, The Myth, The WHOA!(原題)』という本まで発売されたほど。
しかし、いくら人気の俳優とはいえ、キアヌのキャラクターがセックスをする映像が作り出せてしまうというのは、問題がないとは言いづらい。CD Projektは米PC Gamerにおいて、こうコメントしている。
「ユーザによるコンテンツ、とくにMODについての最も重要なルールは、他者を傷つけるようなものであってはならないということです。キャラクターの入れ替えにおいては、とくに(性描写が)きわどいシチュエーションを含むものについては、『サイバーパンク2077』のキャラクターを作るうえで外見を貸していただいた人々にとって、そう感じられることがあります。よって、もしファンコンテンツを作るのであれば、すべての関係者から許可を得る必要があります。(その相手は、CD Projektではないこともあります)。私たちが作り出したキャラクターについては、みなさんが好きなように変更し、楽しむことを許可しています。しかしそれが、ゲームに協力していただけるよう依頼した実在する人物のキャラクターである場合は、もしその人物の明確な許可がなく、そのシチュエーションが気分を害するようなものである可能性がある時は、そのキャラクターを使うことは控えていただくようお願い致します」
(フロントロウ編集部)