俳優のキアヌ・リーブスが昨今世間で巻き起こっている「キアヌ・フィーバー」について思うところを明かした。(フロントロウ編集部)

世界を巻き込む「キアヌ・フィーバー」

 キアヌ・リーブスと言えば、1989年、10代の頃に主演を務めたコメディ映画『ビルとテッドの大冒険』でブレイクして以来、1994年の『スピード』や1999年の『マトリックス』などが次々と大ヒットしてトップスターの仲間入り。

 その後も着実にキャリアを積み上げ、つねにハリウッド映画界の第一線をひた走ってきたが、ここ数年、さらに活躍の幅を広げたキアヌはプライベートでのさまざまな“良い人伝説”も相まって、世間の注目を一身に集める存在に。

画像: 世界を巻き込む「キアヌ・フィーバー」

 最近では、凄腕の殺し屋ジョン・ウィックを演じた映画『ジョン・ウィック』シリーズの最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』がオープニング興行収入で約63億円を記録して、それまで興行収入ランキングの首位を独走していた映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の快進撃にストップをかけるほどの大ヒット。

画像: 映画『ジョン・ウィック:パラベラム』より。

映画『ジョン・ウィック:パラベラム』より。

 日本でも7月12日に公開されるディズニー/ピクサーの最新作『トイ・ストーリー4』では謎多き新キャラ“デューク・カブ―ン”の声に起用されたほか、本人役で出演したNetflixのラブコメドラマ『いつかはマイ・ベイビー』での怪演も話題に。

 さらに、Xboxの新作ゲーム『Cyberpunk2077(サンバーパンク2077)』にもデジタル化されたキャラクターとして登場することが発表されるなど、多方面に進出しているキアヌの勢いは留まることを知らない。

画像: 世界中が注目するゲームコンベンション『E3』のステージにサプライズ登場し、観客たちを熱狂させたキアヌ。

世界中が注目するゲームコンベンション『E3』のステージにサプライズ登場し、観客たちを熱狂させたキアヌ。

 プライベートでは、ホームレスにも気さくに声をかけて友だちになったり、一般人の結婚式にサプライズ参加して記念写真をサービスしたり、乗っていた飛行機が緊急着陸した際はほかの乗客たちを落ち着かせるためにひと役買い、代替手段として用意された車での移動で当然のごとく一般人と相乗りしたり、映画館で働く青年にサインをあげるためだけ欲しくもないアイスクリームを買ったり、見知らぬ女性たちと写真を撮る際には絶対に身体に触れないようにと配慮したり…と大スターとは思えない“やさしさの塊”のようなエピソードが耐えず、世界はそんなキアヌに首ったけになっている。

一般人の結婚式でファンキーなポーズを大サービスするキアヌ。

女性の体に触れているようで触れていないキアヌ。このことが高く評価され「リスペクト・キング」という新たな称号を得ることに。


キアヌは世間からの熱い支持をどう思っている?

 今ではその一挙手一投足に視線が集まり、ネットでも敬意を込めてネタにされる機会がぐっと増えたキアヌ。

 そんな世間の人々の熱烈なラブコールについて、キアヌ本人は一体どう感じているのだろうか? 

 映画『トイ・ストーリー4』のプレミアに登場したキアヌは、米Peopleのインタビューアーからの「”インターネット・ボーイフレンド(ネット民の彼氏)“と世間で言われていることについてどう思っていますか? 」との質問に「え?なんだって? 」と、そんなことは初耳だと言わんばかりのリアクション。

画像: キアヌは世間からの熱い支持をどう思っている?

 人々はとにかくキアヌに夢中だと説明すると、少しはにかんだ様子で「それは、なかなかイカれてるね」と照れ臭そうにコメントしながらも「でも、ポジティブな感情を持ってくれているのは嬉しいよ」と謙虚に笑った。

 さらに米Entertainment Tonightとのインタビューでも同様の質問をされたキアヌは、たくさんの人に愛されるのは「ナイスだよね」とコメント。

 自身を取り巻く現在の状況について「すごく素晴らしくて、特別だよ。『ジョン・ウィック』シリーズがこんなにヒットしたのも、『いつかはマイ・ベイビー』に出演できたのも、CD Projekt(※)と仕事ができたのも嬉しい限りだ。たくさんのクールな人たちと働けてクールなプロジェクトに参加できる機会がもらえたことはラッキーだね。『トイ・ストーリー4』ももちろん、すごく楽しかった」と語り、最近一緒に仕事をしたすべての人たちに感謝を伝えていた。

※ 『Cyberpunk2077』を制作するゲーム・スタジオ。

 最後に「“良い時”っていうのは良いもんだね」としみじみと語っていたキアヌ。人々の愛情をしっかりと受け止めつつ、感謝と謙虚さを忘れないキアヌは、やっぱり史上最強の“良い人”。(フロントロウ編集部)

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