「ドレーピング(Draping)」とは?
いま海外で注目を集めている「ドレーピング(Draping)」とは、チークを“頬骨の上”にのせるのではなく、頬骨に沿って入れるメイク法のこと。
あえて頬骨に沿ってチークを入れることで、顔まわりがグッと引き上がり、まるでリフトアップされたようなシャープな印象に仕上げてくれるそう。また、シェーディングやハイライトを使った従来の“コントゥアリングメイク”よりもさりげなく、ナチュラルメイクとも相性バッチリ。
しかも、メイクの上からマスクを着用する際、今までだと頬にチークをのせても、マスクに当たってチークが落ちてしまうことが多かったけれど、頬骨に沿ってチークを入れることで、マスクの摩擦を軽減。マスクをしていても肌に当たりにくいため、チークの発色が長時間キープされると専門家たちは言う。
ドレーピングを成功させるコツ
ニューヨークのメイクアップアーティストのケイシー・スピッカードによると、ドレーピングを成功させるコツは、いつもチークを入れる場所より少し下の位置から始めること。
ケイシーは「ドレーピングは、頬骨より少し下からはじめ、頬骨に沿ってこめかみに向かって上に引き上げるのがコツ」と米Glamourで説明。また、ケイシーは「チークは少しずつ塗り重ねるのがポイント。あまりチークの色が強すぎると、80年代っぽくなりすぎちゃうからね」とアドバイス。
チークカラーについては、暖かみのある“ヌードローズ”や、ブロンザーのように使える“ローズブロンズ”がオススメ。とくに、ラメ感のあるチークはハイライトとしても使えてという。一方で、暖色系のチークカラーは苦手だという人は、肌を明るく見せる“青みピンク”などを試してみるのも良いそう。
ちなみに、チークのタイプについては、パウダーとクリームの組み合わせるのがベスト。ケイシーは「クリームをベースのように指やブラシで塗り込んでから、上にパウダーチークを重ねている」と説明。こうすることでチークが肌にピタッとフィットし、よりメイクが崩れにくくなるのだとか。
ほかにも、もう少しメイクで遊んでみたいという人は、頬からアイホールの目尻側にかけた、いわゆる“Cゾーン”までチークを伸ばすのもアリ。マスクの上からでも血色感を演出できるほか、目元を大きく見せる効果も期待できるという。
メリハリのある立体小顔を叶える新メイク術「ドレーピング」。チークの入れ方を少し工夫するだけでマスク映えも同時に叶うため、気になる人はさっそく試してみて。(フロントロウ編集部)