スキャンダルの渦中にある俳優のアーミー・ハマーがZoom中に音声を切り忘れ、“醜態”を晒していたことが、ある映画評論家の証言によって明らかに。(フロントロウ編集部)

アーミー・ハマーがさらなるピンチに直面

 映画『君の名前で僕を呼んで』などの出演作で知られる俳優のアーミー・ハマーが、コロナ禍で使用する人が増えているウェブ会議アプリのZoom(ズーム)を使って取材を受けている最中に、音声を切り忘れ、“醜態”を晒していたことが映画評論家のマーラ・ラインスタインによって明かされた。

 昨年、俳優のルーカス・ゲイジが自宅から参加したZoomオーディションで、審査を担当した監督から住まいを思いきりけなされるという、ズムハラ(※)被害にあったことが話題になった際、ラインスタイン氏は、自身のツイッターで「ある俳優がZoomで同じようなことをしでかした。まさか彼の声が聞こえるとは思ってもみなかった。ほんと最悪。みんな、人に優しくね」と、同様の経験をしたことを明かしていた。
※Zoomハラスメントの略。

画像: アーミー・ハマーがさらなるピンチに直面

 この時、ラインスタイン氏は自身に不快な思いをさせた俳優の名前を伏せていたが、DM流出騒動でアーミーの“裏の顔”が明らかになったのを機に、その俳優がアーミーであったことを告白。具体的に2人のあいだに何があったのかは、“話が長すぎてツイッターだけで説明するのは難しい”という理由から公表していないが、ラインスタイン氏いわく、「非常にがっかりした」という。

アーミー・ハマーをめぐる“疑惑”の数々とは?

 事の発端となったのは、アーミーと複数の女性とのやりとりが記されたダイレクトメッセージ(DM)の流出騒動。アーミーは「デタラメだ」と主張しているが、流出したメールには、SM願望に加え、食人願望やレイプ願望といった性的願望を持っていることを感じさせる内容のものも含まれていたことから、その“ヤバさ”にファンが騒然とする事態に。

画像: アーミー・ハマー、Zoom中に音声を切り忘れ「醜態」を晒していた

 さらに、その後、アーミーがごく親しい友人や知人にだけ共有しているインスタグラムの裏アカから、不適切な内容を含む動画や写真が次々と流出。そのなかのひとつである“匂わせ動画”に映っていた、ベッドの上で四つんばいになる下着姿の女性のことを、アーミーが「ミス・ケイマン」と称したため、ケイマン諸島で毎年開催されているミスコンの優勝者と勘違いする人が相次ぎ、アーミーと面識すらない現役のミス・ケイマンが情事の相手としてネット上で拡散され、とんだ風評被害を受けることになってしまった。事態を重く見たアーミーは地元紙に謝罪文を掲載。また、調査に乗り出した現地警察から厳重注意を受けた。

 この騒動が原因で、アーミーはジェニファー・ロペスと共演予定だった映画『Shotgun Wedding(原題)』に加え、映画『ゴッドファーザー』制作の舞台裏を描く新作ドラマ『The Offer(原題)』の出演も辞退。米Deadlineによると、『Shotgun Wedding』を降板したのと同日に、UCP制作の新作ドラマ『Gaslit(原題)』への出演も見送ったという。

 ちなみに、DM流出騒動に加え、相次ぐ告発によって徐々にキャリアにも影響が出始めているアーミーが、ここにきてさらなるピンチを迎えている。米Hollywood Reporterによると、一連の騒動をうけて、所属する大手タレントエージェンシーのWMEがアーミーとの契約を解除。さらに、長年、パブリシスト(広報担当のエージェント)を務めてきた人物からも見限られてしまったという。

 エージェンシーとパブリシストという大きな後ろ盾を失ったことが、今後のアーミーのキャリアに与える影響は計り知れず、順調だった俳優業の勢いがこのまま一気に失速する可能性も。騒動前、大好評だった『君の名前で僕を呼んで』の続編の話が出ていたが、このままでは続編出演どころではなく、俳優としてまさに窮地に立たされている。(フロントロウ編集部)

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