ザ・ウィークエンド、ハーフタイムショーの衣装はジバンシィ
毎年1億人以上が視聴するNFLの頂上決戦であるスーパーボウルのハーフタイムに行なわれるハーフタイムショー。これまで人気アーティストたちがハーフタイムショーでパフォーマンスを行なってきたけれど、2021年はザ・ウィークエンドが担当。
ザ・ウィークエンドは大ヒット曲「Starboy(スターボーイ)」「I feel It Coming(アイ・フィール・イット・カミング)」「Bliding Lights(ブライディング・ライツ)」などを披露し、大盛況のうちに幕を下ろした。
そんなハーフタイムショーでザ・ウィークエンドが着用していたのは、赤いジャケットに黒のパンツというアルバム『After Hours(アフター・アワーズ)』のビジュアルや収録曲「Save Your Tears(セーブ・ユア・ティアーズ)」、「Bliding Lights」のMVを彷彿とさせる衣装だったけれど、じつはハーフタイムショーで着用した赤いジャケットの制作にはかなりの労力が費やされていたことが分かった。
ハーフタイムショーでザ・ウィークエンドが着用していたのは、フランスの人気ブランドであるジバンシィ(Givenchy)のもので、新しくブランドのクリエイティブディレクターになったマシュー・M・ウィリアムズが指揮をとった。なかでも赤いジャケットは、襟以外は全てクリスタルが施されるという豪華さで、1つ1つ手縫いで仕上げられたため、完成するのに4人がかりで約250時間もかかったという。
クリエイティブディレクターのマシューはこの特別な1着をザ・ウィークエンドが晴れ舞台で着用したことについて「ザ・ウィークエンドが素晴らしいスーパーボウルのショーで着用してくれたのは本当に光栄です。私にとってファッションとはその人が着ているものにユニークな個性を吹き込むことで、ザ・ウィークエンドはそのエネルギー、個性、そしてスタイルのセンスでルックを生き生きとさせました」とプレスリリースで語った。
クチュリエの魂がこもったジャケットを着用してパフォーマンスを行なったザ・ウィークエンド。ジャケットは豪華なステージに負けないほどのインパクトを残し、ザ・ウィークエンドのパフォーマンスに華を添えた。(フロントロウ編集部)