デミ・ロヴァートの新作ドキュメンタリーの予告編が公開
米現地時間2月17日、デミ・ロヴァートの新作ドキュメンタリー『デミ・ロヴァート:ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル(原題)』のトレイラー映像がYouTubeで公開された。
『デミ・ロヴァート:ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル』は、米現地時間3月23日から「YouTube Originals」として4部構成で配信されるドキュメンタリーシリーズで、2018年8月に薬物の過剰摂取で意識不明に陥った出来事を中心に、デミがメンタルヘルス面で抱えてきた問題や、そこからいかに復帰したかを描いたもの。デミは以前、「この闘いや今も続いている回復過程を、初めて、皆さんに私の視点から時系列でご覧いただくことになります。これまでの道のりで過去に正面から向き合えたことや、それをようやく世の中と共有できることに感謝しています」とシリーズについて米Rolling Stoneに語っている。
2008年に放送されたディズニー・チャンネルの映画『キャンプ・ロック』でブレイクして以降、俳優やシンガーとして活動してきたデミは、摂食障害でリハビリ施設に入所したり、アルコール依存症や薬物依存症に苦しんだりと、様々なことを乗り越えてきた。一度はそれらの依存症を克服できたと思われたデミだけれど、2018年8月に薬物の過剰摂取で意識不明に陥り、入院後にリハビリ施設に入所。その後、2020年1月に開催された第62回グラミー賞授賞式で力強いパフォーマンスを披露して、およそ2年ぶりに表舞台に復帰を果たした。
今回公開された『デミ・ロヴァート:ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル』のトレイラー映像では、「3度、脳卒中を起こしたの。心臓発作も1度起こしたし、医者からは、もってあと5分から10分だって言われた」と、薬物の過剰摂取を起こした時には、生死の境を彷徨っていたことが明かされている。
『デミ・ロヴァート:ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル』のトレイラー映像はこちら。
今も後遺症に悩まされているとデミ・ロヴァート
デミによれば、彼女は今も薬物の過剰摂取を起こした時の後遺症に悩まされているそうで、米現地時間2月17日に『デミ・ロヴァート:ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル』の監督を務めるマイケル・D・ラトナーと記者会見を行なった際には、「脳にダメージが残ってしまって、今でもその後遺症に対処しているところ」と告白した上で、「車は運転していないの。視界に入らない部分があるから」と運転ができない状態であることを打ち明けた。
「それから、長い間、読書をすることも難しくなっている。本を読むのに苦労するの」とデミは続けて語り、「視界がすごくぼやけてしまうから」として、視界が悪くなってしまったことで読書にも支障が出ていることを告白。
デミはこうした後遺症について、「たくさんの影響が出ていて、それが今も出ているのは、もしもまた暗い部分に私が行ってしまったらどうなってしまうのかを、私に思い出させるためなんじゃないかって思ってる」と、自分がまた同じことを起こしてしまわないよう、身体が教えてくれているのではないかと考えるようにしていることも明かしている。(フロントロウ編集部)