エンディングがヤバすぎて話題沸騰中のNetflixドラマ『瞳の奥に』。原作であるベストセラー小説の終わりはさらにヤバかった。(フロントロウ編集部)

#何あのエンディング をトレンドさせた小説をNetflixがドラマ化

 Netflixで2月17日から配信スタートしたドラマ『瞳の奥に(Behind Her Eyes)』は、サラ・ピンバラ著の同名小説をドラマ化した全6話のリミテッドシリーズ。

 精神科医の上司デイヴィッドと不倫を始めたシングルマザーのルイーズが、デイヴィッドの妻アデルと友人関係になったことから奇妙な三角関係が始まり、そこから、夫妻の関係に隠された嘘や秘密が少しずつ明らかになっていくサイコロジカル・スリラー。

画像1: Netflixオリジナルシリーズ『瞳の奥に』独占配信中

Netflixオリジナルシリーズ『瞳の奥に』独占配信中

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Netflixオリジナルシリーズ『瞳の奥に』独占配信中

 原作小説は2017年に発売された当時ベストセラーとなり、エンディングに驚いた読者のあいだで、「#WTFThatEnding(何あのエンディング)」というハッシュタグがSNS上で流行ったという逸話を持つ作品。

 Netflixでドラマ版の配信がスタートしてからは、再び同じハッシュタグが使われ、エンディングに対する驚きが投稿されている。

※ここから先にはドラマ『瞳の奥に』のエンディングに関するネタバレが含まれます。


『瞳の奥に』原作のエンディングはさらに震える内容だった

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 ドラマ『瞳の奥に』はどんでん返しで種明かしをした後、新たな出発を手に入れたルイーズがデイヴィッドと一緒に幸せそうに車で結婚式場から走り去るシーンで終わる。その時、後部座席には、母親の変化に違和感を覚えて居心地が悪そうにするアダムが座る。

 当然ながら、ルイーズの正体は実際にはルイーズではなくロブ。

 幸せいっぱいのデイヴィッド、そして母を失ったアダムにとっては悲劇的すぎる人生がスタートする恐怖にあふれたシーンなのだけれど、原作では、ドラマ版よりもさらに恐怖なやりとりがなされている。ドラマ版の監督エリック・リクター・ストランドは米EWでこう説明した。

「番組はかなり忠実に本を再現しています。逆に本ではさらにもう一歩踏み込んでるんですよ。本では、『私は今ここに理想の男性と一緒にいる。彼と結婚して、私たちは新しい冒険に出発するって時なのにこの子供がいる』という感じで描かれ、彼女は彼を見てこう言うんです。『子供には事故はつきものだってよく言うよね』と。それで終わる。腹にグッとくる殺伐とした結末で、怒りさえこみ上げてくる。実際に多くの人がそう感じたと思います。非常に巧妙なのですが、恐ろしい結末でもある。番組ではそこの上手いバランスを取りながら、腹にグッとくるものを視聴者に与えながら、『オーマイゴッド、このあとどうなっちゃうの?』と思わせるものにしました」

 監督がそう言うように、ドラマ版の終わり方だとシーズン2の可能性もあり得る。シーズン1では、デイヴィッドの人物像やルイーズと元夫の関係など、深掘りされなかった点が多いうえ、さらに、いつデイヴィッドが真実に気づくのか、母を疑うアダムとの関係は、といった問題も生まれた。

 ちなみに、原作小説のストーリーはシーズン1で描ききったため、シーズン2が作られる場合は完全にドラマ版のオリジナルとなる。原作者であるピンバラ氏は英Express.co.ukに、シーズン2の話はまだ聞いていないとしたうえで、「(原作は物語が)終わる形で終わるから、そこからどこに向かえるかを見るのは面白そうですよね」と語った。

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