ダニエル・カルーヤ、主演作のプレミアからシャットアウト
MCU映画『ブラックパンサー』のウカビ役としても知られるダニエル・カルーヤが、自らの主演映画『ゲット・アウト』のワールドプレミア上映に招待されていなかったことがわかった。
『ゲット・アウト』は、2017年に公開されたホラー映画。人種差別をテーマに描かれた本作は、アメリカでの興収が約180億円に到達。約5億円という低予算で制作されたにもかかわらず、R指定ホラー映画としてはアメリカ国内で史上3位の大ヒット作となった。
さらに、アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞するという成績を収めた。
そんな華々しい実績を持つ本作の主人公を務めたダニエルは、当時世界初演となったサンダンス映画祭を欠席。メディアではダニエルが映画祭に出演したくなかったとささやかれていた。
“出演したくなかった”のではなく“招待されなかった”
ところが、米トークショー『ザ・グラハム・ノートン・ショー』に出演したダニエルは、そのウワサを否定。
「彼らは僕を招待してくれなかった。サンダンスのワールドプレミアの時は、(ブラック)パンサーの撮影でアトランタにいた。ゆっくり過ごしていて、(映画祭に出るために)予定を空けたんだ。『どうしても行きたい』と思ってた。でも招待されなかった。招待されなかったからベッドの中で寝ていたら、誰かが『すごく良い出来だった』とメールをくれて、僕は『そうか、いいね』って感じだった。それが業界なんだよグラハム」
なぜ今までこのことを黙っていたのかというと、それはただ、「質問(追求)したくなかった」からだと答えたダニエル。
とはいえ、『ゲット・アウト』の監督を務めたジョーダン・ピールと仲が悪いのではない模様。その証拠に、カルーヤとピール監督はプレミアから数週間後の映画上映で一緒に行動していたし、現在も新作映画の制作を一緒に進めている。
そんなダニエルの新作主演映画『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア』は、2021年の映画アワードで大きな注目を浴びている。日本公開は未定。(フロントロウ編集部)