肌の5大悩みに合わせたファンデのテクニック
ファンデーションの仕上がりをよくするためには、ファンデの種類やメイクツールなどを気にかけることが多いけれど、もうひとつ注目したいのが肌悩み。
メイクのプロによると、ニキビやテカリ、乾燥など人それぞれ異なる肌の悩みに応じた塗り方をすると、その悩みをカバーしやすくなるのだという。自分にはどんな塗り方が合っているのか、5つの悩みに合わせた塗り方をご紹介。
ニキビ、ニキビ跡が気になる
ニキビやニキビ跡、毛穴が目立つのが悩みなら、重要なのはカバー力を高める塗り方を取り入れること。
メイクアップアーティストのクリスティン・チョウは、「高密度のファンデーションブラシで塗ると、ニキビやニキビ跡をしっかりとカバーして均一に仕上げられる」と米Chatelaineで説明。毛が密集したブラシを使うことで、ニキビや肌の凹凸にしっかり密着してムラなく塗れるのだという。
ちなみに、ファンデを厚塗りしすぎるとヨレやすくなって、かえってニキビが目立つため、下地、ファンデ、パウダーの順にごくごく薄い層を重ねていくように塗ることも大切だそう。
乾燥が気になる
乾燥しやすい肌にファンデを塗るときに注意するべきは、その塗る量。
クリスティンは、「肌の乾燥は、ファンデーションを塗る量が多ければ多いほどひどくなってしまう」と話し、極力少量を肌に塗るようアドバイス。また、ファンデを塗った上からルースパウダーなどを塗るときには、その量が原因で乾燥しやすくなることもあるため、少しの量を軽くのせるか、Tゾーンのみにのせる程度にとどめるのがいいそう。
そしてメイク前の肌が乾燥していることも禁物だと明かし、美容液やクリームを使って事前にしっかり保湿するよう勧めた。
テカリが気になる
メイク崩れの主な原因である肌のテカリは、手ではなくブラシやスポンジを使ってファンデを塗ることで起こりにくくなるのだとか。
クリスティンによると、手でファンデーションを塗ると手の油分が顔につくそうで、そのせいでテカリやすくなることがあるそう。その代わりにファンデ用のブラシやスポンジを使って塗ることで、断然テカリにくくなると説明した。
ちなみに、メイク前のスキンケアがテカリを引き起こすこともあるため、油分の少ないスキンケア製品を使うことも大事だそう。
クマが気になる
目元のクマが気になる肌のメイクで大切なのは、目元を乾燥させないことと、厚塗りせずにカバーすること。
そこで必要になるのは、アイクリームとコンシーラー。クリスティンによると、まず下地とファンデを塗る前にアイクリームで目元をしっかり保湿し、その上から下地を塗ったら、ファンデを極薄く塗るのがポイント。最後にカバーしきれなかった部分だけ、コンシーラーで隠すのがオススメだそう。
そうすることで、厚塗り感がなく、自然にカバーされた目元をつくることができるという。
肌が荒れやすい
敏感で荒れやすい肌に合ったファンデーションの塗り方もあるそう。それは、とにかく刺激を与えないようにする塗り方。
クリスティンは、「柔らかいブラシや、同じく柔らかいラテックスフリー素材のスポンジを使ってファンデを塗るようにしてみて」と、肌に低刺激なツールを使うようアドバイス。また塗り方も大切で、肌に刺激を与えないように力を入れず優しく塗ることで、メイクによる肌荒れを緩和できるという。
プロが提案する、肌悩みに合わせたファンデーションの塗り方。もし気になる肌悩みがあったら、ぜひ一度試してみて。(フロントロウ編集部)