ぺたんこ髪を解消するヘアカラーとは?
細い髪は、髪全体にボリュームが出にくく、トップがぺたんこになりやすいのが特徴。そのため、ドライヤーやスタイリング剤を使って髪のボリューム感を出すという人も多いのでは?
しかし、米ヘアケアブランドColor Proofの教育ディレクターでベテランスタイリストのエリカ・コナンいわく、毎朝のスタイリングも重要だけれど、「ヘアカラー」を工夫することも髪のボリュームアップには非常に効果的だという。
そこで、今回は細い髪にふんわりとした自然なボリューム感を与える2種類のヘアカラーリング方法をご紹介。元の髪色やなりたいイメージに合わせて理想のヘアカラーを見つけてみて。
1.ハイライトカラーで立体感を演出
黒髪や暗めの髪色の場合は、髪に透明感や立体感を与える「ハイライトカラー」を取り入れるのがオススメ。
ハイライトカラーとは、部分的に明るめのヘアカラーを入れて立体感を表現するカラーリング方法のことで、髪全体に動きや奥行きを出すことができるという。
エリカは「(元の髪色に)複数のハイライトカラーをプラスしたり、異なるカラーテクニック(バレイヤージュなど)を組み合わせることで、まるで髪が太く豊かであるかのように目を錯覚させることができるよ」と米Who What Wearでコメント。とくに細い髪質の人に勧めることが多いそう。
ほかにも、海外で人気が高い「顔まわりハイライト」や極細のハイライトを入れる「ベビーライツ」などと組み合わせてみるのもトレンド感が出てオススメだと話している。
2.シャドウルーツでボリューム感を出す
ハイトーンカラーなどの明るい髪色の場合は、髪の根元部分をあえて暗くぼかす「シャドウルーツ」を取り入れてみるのもアリ。
根元をあえて暗くする理由について、エリカは「ヘアカラーにコントラストをつけることで、(根元の)密度が上がったように錯覚させることができる」と説明。とくに髪の毛の量が少なくて薄毛が目立つ髪にも効果的なのだとか。
そのなかでも「シャドウルーツ」は、自然なグラデーションなので髪全体になじみやすく、しかもナチュラルにボリュームアップができるとエリカは勧めている。
ワンポイントアドバイス:ワンカラーは自然な髪色をチョイス
最後に、エリカは「もしワンカラーが好みの場合は、本来の髪色から極端に離れたヘアカラーは避けたほうがいいかもしれない」と忠告。
その理由について、エリカは「高い頻度でメンテナンスできない限りは、自然に近い髪色をキープすることで、根元だけ明るくて透けて見えたり、逆に根元だけ暗くて髪全体が重く見えたりするのを予防できる」と明かした。
細い髪をボリュームアップさせるプロのテクニック。新しい季節に向けて少しイメージ変えてみたいという人は、プロの意見を参考にしてみるのもいいかも。(フロントロウ編集部)