『星の王子 ニューヨークへ行く 2』で、エディ・マーフィの娘を演じたエディの娘ベラ・マーフィと、アカイリー・ラブをフロントロウがインタビュー。作品に込められたメッセージについて、次世代の視点から語ってくれた。(フロントロウ編集部)

『星の王子 ニューヨークへ行く 2』ついに配信開始!

 1988年の1作目の公開から33年。ついに『星の王子 ニューヨークへ行く』が帰ってきた!

 Amazonプライム・ビデオでついに配信開始となった『星の王子 ニューヨークへ行く 2』では、アキームやリサ、セミ、ジョフィ・ジャファ王など、数多くのオリジナルキャラクターたちが復帰するうえ、魅力的な新キャラクターたちも登場。

 とくに物語のカギとなるのは、アキームとリサの子供たち。第1子のミカは、Netflix映画『オールド・ガード』のキキ・レイン、第2子のオマはベラ・マーフィ、そして第3子のティナーシェはアカイリー・ラブが演じた。ちなみにベラは、劇中で父アキームを演じたエディ・マーフィと実際の親子。

ベラとアカイリーが本作のメッセージについて語る

 前作と同様、『星の王子 ニューヨークへ行く 2』でもフェミニズムの要素が取り入れられている。そこでフロントロウは、ベラとアカイリーのインタビューで、若い世代の視点から、本作に込められたメッセージについての思いを聞いた。

画像: ベラとアカイリーが本作のメッセージについて語る

 ベラ:(1作目を初めて)見たのは10歳か11歳くらいだったんだけど、父のあのような姿を見るのはとてもエンパワメントなことだった。そして、スクリーンの中で黒人の貴族というものを見たこともなかった。だから映画と出会ったのはその時。それに加えて、(主演は)私の父だしね。本当にすごく良かった。若い黒人女性として作品を見ることも、みんなと一緒に働けたのも本当に良い経験。素晴らしいものだった。みんなから常に学ぶことができるから。

 制作陣が表現したメッセージは、もちろん作品はコメディだけれど、若い世代や、すべての人に向けた非常に大きくポジティブなメッセージが込められてる。映画には黒人の優秀さや黒人の喜びが組み込まれてる。そしてそれは、非常に重要なことだと思う。なぜなら、それは社会が私たちから奪おうとしてきたものだから。私たちは、それを見せてくれる、この映画のような作品をもっと必要としてる

 ベラの語るとおり、『星の王子 ニューヨークへ行く 2』には2つの重要な要素がある。それは黒人コミュニティへのエンパワメントと、フェミニズム。どちらかをテーマにした作品は増えているけれど、その両方を含んだ作品というのは多くはない。

 しかもその作品がコメディあり、多くの人を爆笑させながらも、力強いメッセージを送っていることは素晴らしいこと。さらに、末っ子を演じた12歳のアカイリーは、次世代らしい希望に溢れた言葉を語ってくれた。

 アカイリー:ベラの言うとおりだと思う。私たちの世代では、未来は女性。作品がそのメッセージを見せたことは、すごく重要だと思う。男の子や男性が出来ることはすべて、女の子や女性も出来る。女の子たちは、自分はなんでも出来て、世界をリードすることさえできるというところまで来てる。映画が発信してるメッセージは素晴らしい。

 劇場で見たかった…!と残念な気持ちも湧き出すほどに、ダンスシーンや音楽シーン、そしてアクションシーンまで満載の『星の王子 ニューヨークへ行く 2』では、ベラとアカイリーが演じた娘たちやシャーリー・ヘドリー演じるリサの他にも、レスリー・ジョーンズ演じるメアリーや、ヴァネッサ・ベル・キャロウェイが演じるアキームの当初の結婚相手で、“犬の鳴き真似”がいまだに人々の記憶に残るイマニなど、様々なタイプの女性キャラクターが登場する。

 コメディ作品として視聴者を爆笑させながらも、その芯に流れるメッセージは知らず知らずのうちに人々の心に染み込んでいくことは間違いない。(フロントロウ編集部)

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