スタバが紅茶のスタンダードレシピを変更
アメリカのシアトルで誕生したスターバックスは、今年で50周年を迎える。現在では世界中に店舗を持ち、その街々に合わせた外装やインテリアも人気で、本格派のコーヒーや紅茶、フラペチーノは、そのクオリティから人気を博す。
そんなスターバックスの特徴といえば、ドリンクをカスタマイズできることも、支持される大きな理由の1つ。ミルクを豆乳にするするなどのカスタマイズは多くの客が取り入れており、スターバックスに足繫く通うコアユーザーのなかには、さらに多種多様なカスタマイズをする人も少なくない。
そんななか、アメリカのスターバックスが、カスタマイズの幅を広げるために、あるものを紅茶から取り除いた。それは…、甘さ!
これまでスターバックスの紅茶にはケーンシュガーが入れられていたけれど、このたび、砂糖なしをデフォルトに。これは砂糖に追加料金を適用するためといったようなものではなく、スターバックスがカスタマイズに力を入れる一心でたどり着いた決定。スターバックスはプレスリリースのなかで、こうコメントしている。
「カスタマイズを促進し、カスタマーがベストなものを決定する機会を提供するために、スターバックスのアイスティーは、3月2日から、甘さを取り除いたものがスタンダードなレシピとなります。(紅茶、緑茶、パッションティーは、0グラムの砂糖で0カロリーであるところから始まります)。カスタマーは追加料金なしで、ケーンシュガーの量を調整して甘さレベルを選ぶことができます」
甘さというドリンクの基本的な部分にもカスタマイズのテコ入れをしたスターバックス。今後もさらにカスタムメニューが人気になっていきそう。
スタバのバリスタはカスタムメニューに苦労も
とはいえ、スターバックスの店員は、カスタムメニューに苦労することもあるという。とくに、現在では多くの人がSNSを利用していることで、SNSで拡散されたカスタムメニューを飲みたがる人は少なくない。
しかしスターバックスの店員も、そこまで全部を把握しているわけではないため、例えば“TikTokのドリンク”などといったオーダーのされ方をしても、困ってしまうという。
ちなみに、スターバックスに存在すると言われるシークレットメニューに関しても、レシピなしにシークレットメニューのドリンクが欲しいと言われても分からないという。(フロントロウ編集部)