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ドラマ『ブリジャートン家』でブレイクした俳優のフィービー・ディネヴァーが、長編映画に初主演することがわかった。『グッド・ワイフ』のあの俳優や『ウォーキングデッド』のあの人と共演する作品って?(フロントロウ編集部)

フィービー・ディネヴァーが長編映画初主演

 Netflixで配信中の大ヒットオリジナルドラマシリーズ『ブリジャートン家』のシーズン1で、物語のヒロインで名門貴族ブリジャートン家の長女ダフネを好演し、相手役の公爵サイモンを演じたレゲ=ジャン・ペイジとともに一躍ブレイクした俳優のフィービー・ディネヴァー

 透明感あふれる美貌と確かな演技力を兼ね備えたフィービーが、長編映画の初主演(※)に挑戦することが米Deadlineの第一報で明らかになった。

※フィービーは2016年公開の短編映画『The Nature of Daylight(原題)』に主演している。

画像: フィービー・ディネヴァーが長編映画初主演

 これまで、おもに英国内のドラマを中心に活躍してきたフィービーが初主演するのは、英Skyが制作する映画『The Colour Room(原題)』。

 1920年代に活躍した陶芸界のパイオニア、クラリス・クリフの物語を描く作品で、フィービーは「アール・デコの女王」「セラミック(陶芸)の詩人」と呼ばれたクラリスを演じる。

 共演には、ドラマ『グッド・ワイフ』のフィン・ポーマー役やドラマ『ダウントン・アビー』のヘンリー・タルボット役で知られるマシュー・グッドや、ドラマ『ウォーキング・デッド』の総督(ガバナー)役でおなじみのデビッド・モリシーらが名を連ねる。

画像: 左:マシュー・グッド、右:デビッド・モリシ―

左:マシュー・グッド、右:デビッド・モリシ―


『TheColour Room』はどんな物語?

 メガホンをとるのは、『スター・ウォーズ』新3部作のデイジー・リドリーが主演した、2018年の映画『オフィーリア』を手がけた女性監督のクレア・マッカーシー。

 映画『The Colour Room』は、決断力を持った労働階級出身の女性クラリスが、世界大恐慌の真っただ中の20世紀の職場でガラスの天井(見えない昇進の壁)を壊し、変革をもたらす様子を追うストーリー。

 色彩や形に魅了され、アイディアに満ち溢れたクラリスのリスクを冒すことを恐れない姿は人々を感化し、クラリスはやがてアール・デコ(※)において欠かせない人物へと成長を遂げる。

※幾何学図形をモチーフにした記号的表現や原色による対比表現などの特徴を持、1910年代半ばから1930年代にかけて欧米で流行・発展した装飾の傾向。

画像: クラリス・クリフの作品。

クラリス・クリフの作品。

 マシューが演じるのは、クラリスの才能と情熱に心を動かされる一風変わった工場主のコリー・ショーター。デビッドは、クラリスの師となる著名なアートデザイナーのフレッド・リッジウェイを演じる。

 イギリスでは2021年内にSkyと劇場で公開予定。そほかの国での公開については未発表となっている。

 『ブリジャートン家』が爆発的なヒットを記録したことにより、共演者のレゲとともに業界からも熱い視線を浴びることとなったフィービー。

 レゲについては、Netflixとルッソ兄弟が制作するNetflix史上最高予算額の映画『The Gray Man(原題)』でライアン・ゴズリングやクリス・エヴァンス、ビリー・ボブ・ソーントン、アナ・デ・アルマスといったハリウッドの人気俳優たちと共演を果たすことや、カルト的な人気を誇るボードゲーム『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の実写映画に主演することが発表されているが、フィービーに関しては、これまで次の出演作に関する情報がなかった。

画像: 『TheColour Room』はどんな物語?

 ファンたちの間ではフィービーにも「レゲに負けないくらい活躍して欲しい! 」「もっと仕事のオファーがあってもおかしくない」と応援する声が上がっていたが、彼女が『ブリジャートン家』と同じく歴史モノである『The Colour Room』で女性をエンパワーメントする主人公を演じ、長編映画デビューを飾るという報せにはファンたちも歓喜しているはず。(フロントロウ編集部)

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