世界が注目する話題の成分「CBDオイル」
いま、世界中で注目されている「CBD（カンナビジオール）」とは、麻から抽出される美容効果の高い天然成分のこと。
なかでもCBDオイルは、軽い痛みの緩和、ストレス、不眠（睡眠障害）の解消などの抗炎症作用にすぐれ、ほかにもビタミンA、D、Eなどの美容成分を豊富に含有。肌に優しく刺激が少ないうえに、乾燥、肌荒れ、キメの乱れ、エイジングケアなど様々な美肌効果が期待ができると話題に。
2026年には市場規模が210兆円（2兆ドル）を超えると予想されており、すでに日本でもCBDを取り扱ったビューティブランドが多数登場している。
そんなCBDオイルの最大の魅力は、スキンケアだけでなく、ヘアケア、ボディケアにも使える万能性。とくに、近年では「抜け毛」を予防するヘアケア成分として注目を集めているという。
CBDオイルが頭皮ケアに良いとされる理由
では、なぜCBD（CBDオイル）が抜け毛予防などの頭皮ケアに良いとされているのか。
ニューヨーク市を拠点する皮膚科医のミシェル・ヘンリー医師によると、CBDオイルには高い抗炎症作用があるため、とくに乾癬や湿疹など炎症による「抜け毛」に効果的だという。
ヘンリー医師は「実際に、CBDオイルには抗炎症作用があるので乾癬や湿疹に対して効果的」と話し、続けて「頭皮や毛髪のトラブルは、乾癬などの炎症が引き金となって起こることがある。とくに、抜け毛の症状がみられる女性の場合は（頭皮の）炎症が原因であることが多い。そのため、従来の薬品を使いたくない場合は、CBDオイルが大きく役立つと思う」と米Byrdieでコメント。
一方で、CBDオイルの“発毛効果”については、まだ十分な研究がなされていないと指摘。ヘンリー医師は「現段階では、CBDオイルが毛髪の成長を直接刺激するという研究は見たことがない。しかし、炎症を抑えることは、毛髪の成長を促し、毛髪を保護することにはつながる」と明かした。
CBDオイルの効果的な使用方法
CBDオイルを髪や頭皮のケアに取り入れたい場合は、他のヘアケア成分と同じように、CBD配合のシャンプー、コンディショナー、スタイリング剤などを使うのがおすすめ。
ちなみに、CBDオイルを直接頭皮に塗りたい場合は、1度の使用で6~8滴ほど出すのがポイント。ヘンリー医師いわく、一般的なヘアオイルよりも少し量が多いかなぐらいを目安にするとわかりやすいそう。CBDオイルの塗り方については、ごく普通の塗り方で問題ないとも話している。
ただし、厚生労働省によると、麻草の成熟した茎又は種子以外の部位（葉、花穂、枝、根等）から抽出・製造されたCBD製品は「大麻」に該当するため、CBDオイルを購入する際は、必ず信頼できる製造元・販売元であるか確認を怠らずに。（フロントロウ編集部）
