シングル「ムード」が全米8週1位・全世界14億回ストリーミングというメガヒットになっている20歳の24kGoldn(読み:トゥエンティー・フォー・ケー・ゴールデン)が、ファーストアルバム『EL DORADO(エル・ドラド)』をリリース。ジャンルに縛られない、新世代の注目アーティストである24kGoldnの魅力をひも解く。

24kGoldnの経歴

元モデルの両親がゴールデンと命名

 元モデルの両親のもとサンフランシスコに誕生した24kGoldnの「ゴールデン」という名前はなんと本名! 生まれた2000年が黄金の辰年だからと父親が決めたものだそうで、キラキラネーム感を不安がった母親を父親が説得して命名された。両親はそんな偉大な名前を持つ息子に「フォロワーではなくリーダーになれ」と自信や自立を教え込んだほか、ギャングなどと付き合わないように、歌やダンス、課外学習、キッズモデル活動など、つねに忙しい毎日を過ごさせたと、ゴールデンは米Cufboysに明かした。

画像: 元モデルの両親がゴールデンと命名

幼い頃からビジネスマン、名門USCに奨学金で入学

 高校に上がる前からスニーカーのリセールやリメイクで収入を得るなど、ビジネスのスキルを発揮していたゴールデンは“お金持ちになりたい”という夢を叶えるために、投資業界を目指して名門USCに奨学金で入学! アメリカの大学進学適性試験SATのスコアは全米上位1%にあたる1480だったというから、彼の秀才ぶりがわかる。

バリー・ワイスから直々に電話

 大学に入っても、高校時代に本格的にハマった音楽制作は続けていたゴールデン。そんなある日、知り合いの音楽関係者であるD.A.ドマンを通して、レコード会社重役であるバリー・ワイスに曲を聴いてもらえることに。ゴールデンは、「30分後にはバリー・ワイスから連絡がきて、『契約のためすぐにL.A.に飛んでもらいたい』ってね。それでマジで翌月曜にはL.A.に呼ばれたんだ」と、当時を米Innovatorsとのインタビューで振り返る。この時、バリー・ワイスの耳を奪った曲が、愛よりも高級品が欲しいと歌う「Valentino(バレンチノ)」。

画像1: 24kGoldnが気になる!経歴も音楽も性格も『ゴールデン』な20歳新星

「自分の曲をソーシャル・メディア(SNS)でプロモートしないなんて、怠け者か、無知のどちらかだと思っている。それが未来だ。とくに、自主隔離期間中は、それをうまく使える人と、使えない人の差がはっきり出たと思う。俺は、高校で曲を作り始めてから、ずっと自分でデジタル・マーケティングをやってきた。だから、ほとんどのアーティストより上手だし、本音を言うと、ほとんどのマネージャーやレーベルより得意だと思う」ー24kGoldn、インタビューより

24kGoldnの楽曲

「Valentino」と「City of Angel」がSNS発でバイラルヒット

 TikTokでの楽曲のヒットが土台となったゴールデン。まずは、バリー・ワイスも認めた「バレンチノ」が4億回再生されるヒットソングに。次はギター調のポップパンク曲「シティ・オブ・エンジェルズ」を推したかったゴールデンだけれど、レーベルからは“トラップ調である「バレンチノ」とサウンドが違すぎる”と反対する声があったと米Spinに明かす。しかし、ジャンルに縛られない意外性こそ自分だと思ったゴールデンは、数十万円を使ってダンサー仲間やインフルエンサーを使って自ら曲をPR。するとまたまたTikTokでウケて、楽曲は40カ国でSpotifyのバイラルチャートに登場するヒットとなった。

「バレンチノ」MV

「シティ・オブ・エンジェルズ」MV


デビューアルバムのリード曲「Mood」が全米8週1位

 気分屋な彼女へのグチを陽気なメロディで歌う「ムード ft. イアン・ディオール」がデビューアルバム『エル・ドラド』のリードシングルとして2020年にリリースされると、またまたTikTokで火がつき、それが全米チャートにも飛び火。シングルチャートで全米1位を累計8週獲得し、全世界で14億回ストリーミングという大記録を樹立。あのジャスティン・ビーバーJ・バルビンや、話題の新人であるザ・キッド・ラロイがリミックス版をリリースするなど、2021年前半を代表する曲のひとつに!

「ムード ft. イアン・ディオール」MV

ジャスティン・ビーバー&J・バルビン参加のリミックス


『ELDORADO』ではFuture、DaBaby、Swae Leeとコラボ

 24kGoldnという名前にふさわしい、伝説の黄金郷“エル・ドラド”をタイトルにしたデビューアルバムは、参加したアーティストも豪華。7作のアルバム連続で全米1位の記録を更新し続けているフューチャーが参加した「Company(カンパニー)」、それぞれグラミー賞ノミネート経験のある若手、ダベイビーが参加した「Coco(ココ)」と、スウェイ・リーが参加した「Empty(エンプティー)」と、大御所から若手まで、実力派が勢ぞろいしている。

「ココ (ft. ダ・ベイビー) 」MV

画像2: 24kGoldnが気になる!経歴も音楽も性格も『ゴールデン』な20歳新星

「リリックの9割は自分の生活感情から出ているよ。ただ、ほかのアーティストと大きく違うのは、自分の経験をそのまま歌詞にはしないことなんだ。“金曜日の夜に女の子に出会ったんだ その子にフラれてさ レベッカっていうんだけど”みたいなリリックは絶対に書かない。例えば、失恋の曲を作るとしたら、自分の積み重ねた経験を思い起こして、その中心にある感情を曲にする。その感情こそがストーリーを牽引するんだ。そうすると、曲も整うし、美しい仕上げながら、リアルさを残せると思っている」ー24kGoldn、インタビューより

24kGoldnのキャラクター

来日済み!日本でタトゥーをゲット

 2019年に初めて国外に出たゴールデンが訪れたのが、なんと日本! 大学の授業の一貫として東京の企業を訪れる旅だったのだけれど、来日中の記念として、腕に人生初のタトゥーをゲット「日中はコカ・コーラやコストコ、日本の企業だったらトヨタを訪問して、日本でどんなふうにビジネスが展開されているか学んだ。夜は遊ぶ時間があって、ショッピングしたり、クラブに行ったりして。生まれて初めてのタトゥーも入れたよ。ほんと、楽しかった」「東京は世界の中でも好きな都市だんだ。なんか、未来にいるみたいで」と、インタビューでも日本愛を炸裂! ちなみに初めて買った愛車もトヨタ車と、何かと人生初と日本には縁がある。

画像: 24kGoldnが東京で入れたゴールデン・ドラゴンのタトゥー。

24kGoldnが東京で入れたゴールデン・ドラゴンのタトゥー。

ビッグマウスなのに性格がチャーミング

 「(自分は)今の音楽業界のスティーブ・ジョブズ」「世界が自分に追いつかないといけないと学んだ」などと米Rolling Stoneのインタビューで言ってしまえるほどのビッグマウスぶりで知られるゴールデン。だけれど、そういったビッグマウス発言の後によく続く「アハハハハ!」という屈託のない笑い方と、自分をネタにした自虐ギャグも気にせず飛ばせる明るいキャラクターのせいか、好きにならずにはいられない人が急増中!

画像: ビッグマウスなのに性格がチャーミング

ジャンルに縛られない新世代のアーティスト

 社会が作った枠組みにハメようとするのを拒否するZ世代たち。音楽の世界でも、ジャンルの垣根を行き来する新世代のアーティストたちが人気を博している。ゴールデン自身も、リリースしたシングルはまだ10曲ほどながら、トラップ、パンクロック、ポップ、R&Bと、多様なジャンルの曲を作れることを証明しており、「俺はラッパーだよ。だけど一方でロックスターでもあるし、R&B シンガーでもあるし、とにかくなりたいものには何でもなれるんだ。自分を何かの枠にはめ 込むことはないんだよ。俺はただの“ゴールデン”なんだ」米Rolling Stoneに豪語している。

画像3: 24kGoldnが気になる!経歴も音楽も性格も『ゴールデン』な20歳新星

「(日本には)行けるようになったら、すぐにでも行きたいよ! 情勢を見ながらやって行くしかないよね。アーティストとして、ステージでパフォーマンスするのが一番好きだ。レコーディングで曲を作るのも好きだし、インタビューやラジオ出演も楽しんでいるけど、それは、ぜんぶステージで歌う準備だから。みんなの反応を見て、自分が与えられた影響の手応えを感じられるのは、ステージだからね」ー24kGoldn、インタビューより

 2021年に注目される新世代のアーティスト、24kGoldnのデビューアルバム『EL DORADO』は現在配信中。

<作品詳細>
24kGokdn | 24kゴールデン
デビューアルバム
『EL DORADO | エル・ドラド』
配信中
https://lnk.to/24KGoldn_ELDORADOFT

Photos: ゲッティイメージズ、24kGoldn/Instagram

(フロントロウ編集部)

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