MCUシリーズ、ドラマでも大人気
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は、映画『アベンジャーズ』シリーズをはじめとする、マーベル・コミックの映像作品群。2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で一つの区切りを迎えたMCUは、現在「フェーズ4」として新たな段階に歩みを進め始めている。
ディズニープラス にて2021年1月に配信され、3月に完結したドラマ『ワンダヴィジョン』もフェーズ4の一つ。マーベル・スタジオが制作した初めてのドラマとして注目され、米会社Parrot Analyticsの調査により、世界で一番需要のあるドラマシリーズだと報告された。
そして入れ替わるように2021年3月19日から配信されるドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』も、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の物語の運命を担う作品として、大きな話題を集めている。
そんな巨大なシリーズと化しているMCUだけれど、そのメインキャストの中には、オーディションなしで選ばれているメンバーがいた。
オーディションなしでヒーロー役に選ばれた人は?
MCU俳優といえば、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrやキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンなど、名だたる俳優がその名を連ねている。
そんななか、オーディションをせずにその役に抜擢されたのは、ファルコン役のアンソニー・マッキー!
マーベル・スタジオの社長、ケヴィン・ファイギは米Varietyとのインタビューで、「最初の経験は、満場一致で彼(アンソニー)がこのキャラクターを演じる第一候補になったことだった」と明かした。
続けて、「私の記憶では、彼はオーディションを受けずにオファーを受けただけ。こんなことはマーベルでは数えるほどしかありません。(アンソニー・)マッキーはそのうちの1人です。彼はこのキャラクターにぴったりだと思いました」とコメント。
ファイギ社長は、「よくあることですが、キャスティングの際には、目の前の役、つまり『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のサム・ウィルソン(ファルコンの本名)を想定してキャスティングします。キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のサム・ウィルソンですが、うまくいけば、(この役は)さまざまなものに発展していく可能性があります。すべてをこなせる俳優が必要で、もちろんアンソニーはできます」と、アンソニーがファルコン役に適役だと思っていた強い思いを語った。
そんなアンソニーはファルコン役としてキャプテン・アメリカの盾を受け継ぎ、意志を受け継ぐものとして今後、さらなる活躍が期待される。ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は2021年3月19日よりディズニープラスにて配信予定。(フロントロウ編集部)