東京オリンピックに出場予定だった22歳サーファー
今年の7月に開幕する東京オリンピックから新たにオリンピック競技として採用されたサーフィンに、エルサルバドル代表として出場するための予選に出場する予定だったキャサリン・ディアスが、現地時間3月19日に亡くなった。米TMZなどが伝えている。
米TMZによれば、キャサリンはこの日、エルサルバドルのエルタンコにあるビーチでサーフィンをしていたところ、落雷に遭ったという。キャサリンのおじが地元メディアに明かしたところによれば、キャサリンはビーチで友人を見つけ、駆け寄ろうとしたところで落雷に遭ったといい、すぐに救急隊が駆けつけたものの、即死だったという。
キャサリンは東京五輪での活躍が期待されていた1人で、今年5月に開催される東京五輪への選考も兼ねたISAワールドサーフィンゲームスに出場して、五輪への出場権を争う予定だった。
国際サーフィン連盟(ISA)はキャサリンの訃報を受けて次のように追悼している。「エルサルバドルのキャサリン・ディアス選手の訃報を知り、ISAとして悄然としています。キャサリンはサーフィンのグローバルアンバサダーとして、サーフィンを特別で価値のあるものにしている喜びとエネルギーを体現していた存在でした。キャサリンは国際大会のレベルで活躍をしており、ISAワールドサーフィンゲームスや、ISA世界ジュニア選手権で誇りを持って自国を代表していました。私たちは、キャサリンのご家族や、エルサルバドルのサーファーたち、彼女に心を動かされた世界各地のサーフィンコミュニティの方々に哀悼の意を送ります。あなたのことは決して忘れません」。
(フロントロウ編集部)