アンソニー・ホプキンスが悪役で出演する映画『The Virtuoso(ザ・ヴィルトゥオーソ)』の予告編が公開された。殺し屋が暗躍するアクションスリラー作品。(フロントロウ編集部)

演技の幅が広い!アンソニー・ホプキンス

 現在83歳のアンソニー・ホプキンスは、2021年5月14日に日本公開予定の映画『ファーザー』で、アカデミー賞主演男優賞に史上最高齢でノミネートされたばかり。『ファーザー』は、認知症になりゆく父親と家族の絆を描いたヒューマンドラマで、彼の繊細な演技は、多くの観客に絶賛されている。また、アンソニーは2020年も、映画『2人のローマ教皇』という、心温まるコメディドラマでローマ教皇役を演じ、アカデミー賞を含む様々な賞にノミネートされた。

 一方で、アンソニーといえばやはり、1991年に公開されたサイコスリラー映画『羊たちの沈黙』での演技も外せない。殺人鬼ハンニバル・レクターの演技は、今でも多くのファンの心を掴んでいる。

画像: ⓒORION PICTURES

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 そんなアンソニーが待望の悪役を演じる新作映画『The Virtuoso(ザ・ヴィルトゥオーソ)』の予告編が公開となった。

アンソニー・ホプキンスが殺し屋のボス『The Virtuoso』

 『The Virtuoso』でアンソニーが演じるのは、殺し屋の主人公のボス。「Virtuoso(ヴィルトゥオーソ)」とは、イタリア語で「名人、博識」などを表す言葉で、本作には“その道のプロ”が登場するということがうかがえる。

 プロの殺し屋である主人公は、ある日彼のボスから謎めいた任務を引き受けたところから物語は始まる。場所と時間、そして謎めいた手がかりだけを与えられた彼は、とある田舎町で何人かのターゲットの中から、本当の標的を選ばなければならず、困惑する。ボス、住民、そして自分自身。彼は全てを疑い始める…。

 予告編の中のアンソニーはミステリアスで、不気味で、とても知的。さまざまな役を経て円熟した彼の演技は圧巻!

 本作にはアンソニーの他にアビー・コーニッシュ、エディ・マーサン、デヴィッド・モース、リチャード・ブレイク、ディオラ・ベアードなども出演しており、全米公開は4月30日となっている。(フロントロウ編集部)

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