体型批判に声をあげてきたビリー・アイリッシュ
今年3月に開催された第63回グラミー賞授賞式にて、「Everything I Wanted」で年間最優秀レコード賞を、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に提供した「No Time to Die」で最優秀楽曲賞映画テレビ・その他映像部門を受賞したビリー・アイリッシュ。
ビリーはこれまで、ボディ・シェミング(体型批判)に対して積極的に声をあげてきたことで知られ、デビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』を引っ下げたツアーの冒頭では、「NOT MY RESPONSIBILITY (私の責任ではない)」と名づけた動画を公開。代名詞ともいえるダボダボの服を1枚ずつ脱いでいくこの動画のなかで、ビリーは「あなたは私の身体を見たことがないのにいまだに批判する。そして決めつける」と、これまで自身に向けられてきた体型批判に異議を唱えた。
また、昨年10月、フィット感のあるベージュのキャミソールに同色のショートパンツを合わせた、ビリーにしては珍しい露出度が高い着こなしで友人と出かけたところがキャッチされた時には、「30代半ばのワイン好きのお母さんみたい」と揶揄したり、「ビリー・アイリッシュって太ってるんだね」と批評したりするSNSユーザーも。
ビリーはこの時にも、「みんな、本当に時間を遡りたいの?」という一言を添えて、動画「NOT MY RESPONSIBILITY」の一場面の写真をインスタグラムに投稿。自身が体型批判に警鐘を鳴らしてもなお、体型批判を止めない人々を批判した。
今も体型批判に悩まされていることを告白
先日、ビリーはインスタグラムで珍しく、ファンの質問に答えるQ&Aを実施。先日、プラチナムブロンドヘアにイメチェンした姿をお披露目したビリーは、“日本時間3月15日に開催されたグラミー賞の授賞式には、黒×ネオングリーンのウィッグを被って出席したというのは本当ですか?”という質問に、ウィッグと撮影した写真を投稿して回答するなど、ファンから寄せられた様々な質問に答えた。
ビリーはそのなかで、“今も体型批判に悩まされていますか?”という質問にも回答。ビリーはその質問に対し、わざとらしくお腹の大きさなどが強調されて描かれた自身をモデルにした一連の絵の画像を投稿して、「これのこと?」というコメントを添えた。
ビリーがこの画像をどこから見つけてきたかは分からないものの、ビリーは今も、こうした自身の体型に対する批判に悩まされているという。
また、ビリーは今でも自分の身体を誰かに見せる気はさらさらないようで、昨年、初めて入れたことを告白したタトゥーを“見せてほしい”と促したファンに対しては、「絶対見せない!」と返答した。
(フロントロウ編集部)