目の肥えたオーディエンスが評価したホラーアンソロジー
ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとAmazon Studioが共同制作しているドラマシリーズ『ゼム』は、シーズンごとに違う物語を伝えるアンソロジー方式のホラーシリーズ。
全10話となるシーズン1では、1950年代を舞台に、黒人差別にまつわる契約に苦しめられる黒人家族を描く。彼らは“黒人の大移動”として知られている時代に、ノースカロライナから、白人ばかりが住むロサンゼルスへ引っ越してくる。そして閑静な住宅街を舞台に、悪質な警察や隣人、そしてこの世のものではない何者かの恐怖に追い詰められ、一家は破滅へと向かうのだった。
ドラマ『ゼム』は、ネクストブレイクとなる掘り出し物の作品やアーティストが見られる重要なイベントであるSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)にて、シーズン1の最初の2エピソードを上映。そして、この“エピソードプレミア枠”というカテゴリーの中で最も観客の評価を得て、オーディエンス・アワードを受賞した。目の肥えたオーディエンスが集まるSXSWで評価されたことは、非常に期待値が高いできごと。
ドラマ『ゼム』シーズン1予告編
「嘲けられ、踏みにじられ、壊されていく」という衝撃的な言葉が並ぶ予告編では、閑静な住宅街に引っ越してきた黒人一家が人種差別という悪夢に悩まされながら、他の何かにも終われる様子が独特の不気味な雰囲気で描かれている。
出演キャストは、デボラ・アヨリンデ、アシュリー・トーマス、アリソン・ピル、シャハディ・ライト・ジョセ フ、メロディー・ハード、ライアン・クワンテン。クリエイターのリトル・マービンを筆頭に、エグゼクティブプロデューサーのレナ・ウェイス、ミリ・ユン、ヴァーティゴ・エンタテインメントのロイ・ リー、そしてデビッド・マシューズ、ドン・カートが作成および製作総指揮を行なっている。
ドラマ『ゼム』はAmazon Prime Videoにて字幕版が独占配信中。吹き替え版は 7 月 23 日(金)より配信開始予定。(フロントロウ編集部)