映画『ワイルド・スピード』シリーズのドミニク役などで知られる俳優のヴィン・ディーゼルが、彼の家族を取り巻いているセキュリティの行動が「悪質」だとして、近隣住民から抗議の手紙が寄せられた。(フロントロウ編集部)

ドミニカ共和国のゲーテッドコミュニティに住宅を所有しているヴィン

 ドミニカ共和国にある、塀に囲まれたゲーテッドコミュニティに住宅を所有している俳優のヴィン・ディーゼル。ゲーテッドコミュニティとは、限られた人々しかアクセスできない住宅街のことで、誰でも入ることができる一般的な住宅街と比較すると、より強固なセキュリティが保証される地域となっている。

画像: ヴィン・ディーゼルと妻のパロマ・ジメンネズ。

ヴィン・ディーゼルと妻のパロマ・ジメンネズ。

 けれど、『ワイルド・スピード』シリーズをはじめ、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のグルート役など、世界的な大作映画に出演してきたヴィンにとって、妻でモデルのパロマ・ジメンネズと3人の子どもたちの安全を確保するためには、それだけでは不十分なようで、普段から12人のセキュリティを個人的に雇っているという。

ヴィン・ディーゼルに近隣住民から苦情が寄せられる

 とはいえ、セキュリティたちはヴィンやその家族の安全を優先するあまり、近隣住民たちに少々行き過ぎた対応をしてしまっているよう。今回、近隣住民からヴィンのもとにセキュリティの行動に抗議する手紙が寄せられており、米TMZがその手紙を入手。手紙は、「ここ数週間にわたり、私はあなたのセキュリティを担当している方々が、私たちの自宅やビーチの周辺で前例のない悪質な行為をしているのを個人的に目撃したり、近隣住民から聞いたりしてきました」という文章から始まるものとなっている。

画像: 2020年3月、ロサンゼルスでファンへのサインに応じるヴィン。

2020年3月、ロサンゼルスでファンへのサインに応じるヴィン。

 手紙を執筆した近隣住民によれば、先日、ヴィンが3人の子どもたちと一緒にイースターにサイクリングに出かけた際には、彼のセキュリティから住民が「尋問を受けたり、5~6台のSUVで道を封鎖されたりされた」ほか、「(ヴィン一家が)自転車に乗るときに、歩行中の住民を足止め」してきたことがあったという。

 手紙には次のようにも記されている。「あなたが訪れているコミュニティには、住人の誰1人として、もしくは、住人を訪れる人たちのなかにも、あなたに脅威をもたらす人などいないということを認識していただきたいです」。

イースターに3人の子どもたちとサイクリングに出かけたことをSNSで報告したヴィン。

 一方、ヴィンに近しい情報筋は米TMZに対し、ヴィンとドミニカ共和国のコミュニティはおよそ20年にわたる関係にあり、その関係性は良好だと証言。手紙に記されているイースターのサイクリングについても、ヴィンがイースターを祝してコミュニティで仕事をしている人々にプレゼントを贈るために行なったものだと説明している。

 また、情報筋は、ヴィンに隣住民を困らせたいという気持ちは一切ないと強調した上で、彼が地元の雇用に貢献するために、セキュリティには地元の人々を採用しているとも明かした。記事執筆時点でヴィンはこの件についてコメントを発表していない。(フロントロウ編集部)

 

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