日焼け止め、ちゃんと塗れてる?
「紫外線」は、日焼けだけでなくさまざまな肌トラブルの原因とされる美肌の大敵。とくに、これから夏にかけて紫外線が強くなっていくため、屋外でのアウトドアやレジャーはもちろん、ちょっとの外出でも日焼け止めをしっかり塗ることが大切。
そんな日焼け止めを顔に塗る際に、1点だけ気をつけたいのは「日焼け止めの量」。
日焼け止めは、塗る量が“少なすぎる”と十分な紫外線カット効果を得ることができず、かといって量が“多すぎる”と肌がベタベタした感じになることも…。
そこで、紫外線から肌を守りつつ、日中も心地よく過ごせる日焼け止めの「必要量」を皮膚科医のリビー・リー医師が米Well + Goodで紹介した。
顔と首全体に必要な量は、小さじ1/2杯分
はじめに、日焼け止めの強さを表す「SPF値」や「PA値」は、日焼け止めを1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗ったときの値で算出される。平均的な顔の面積は約400平方センチメートルとされているため、顔や首に塗る日焼け止めの「必要量」は、約0.8gということになる。
とはいえ、いちいち日焼け止めをグラム単位で計量するのは現実的に難しいため、リー医師は「顔全体と首全体にまんべんなく日焼け止めを塗るには、だいたい小さじ1/3から1/2程度の量がオススメ」とコメント。
日焼け止めのタイプ別にわかりやすく例えると、クリームタイプの場合は「パールを2粒分」、ローションタイプの場合は「1円玉を2枚分」ぐらいだとされている。
ちなみに、体全体に塗る日焼け止めの量について、リー医師は「成人の場合、体全体に必要な日焼け防止指数を算出すると、だいたいショットグラス1杯分(約28gの日焼け止め)が推奨されている」と説明。どのくらいの量かわからない場合は、とにかく多めに塗っておけば安心だとも付け加えた。
ほかにも、日焼け止めは2〜3時間おきに塗り直すことが大切。さらに、日焼け止めにも使用期限があるため、去年の使いかけのものを使用する場合は、必ず使用前に中身が変質していないかチェック。できれば毎年日焼け止めを新調するようリー医師は勧めている。(フロントロウ編集部)