有名シェフがスタバに行く
イギリスのスターバックスに、ある日、招かれざる客が来た…。「1日中運転してる時には、楽しみも必要だよね」というコメントとともに、TikTokに動画を公開したのは、イギリス人シェフのゴードン・ラムゼイ!
短気でひどくキレるキャラで知られるプロのシェフであるゴードンに、食事を提供しなければならないとなれば、店員が恐怖に感じることは確実。しかしゴードンが訪れたのはドライブスルーだったので、店員がビクつく事態にはならなかったけれど、その場合のゴードンは“怖い”でなく“めんどくさい”タイプだった…。
トーストサンドを頼むつもりでスターバックスを訪れたゴードンは、初っ端から、別の有名イギリス人シェフであるジェイミー・オリヴァーの名を出し、「それは(ガソリンスタンドの)Shellで売ってるジェイミー・オリヴァーのトースト?」と質問。
もちろん、そこはスターバックスのドライブスルーなので、そんなわけはなく、店員も“この人は何を言ってるんだ…”という態度で「ノー…」と返答。
しかしゴードンのジョークは止まらず、「マスタードはイギリスのもの?フランスのもの?」と聞き、「アメリカのものです」と返されると、「アメリカのものにはアレルギーがあるんだ」とひと言。さらには、ドライブスルーにいるにもかかわらず、「テイクアウトはやってる?」と質問し、店員は「テイクアウトだけです」と答えなくてはならないハメに。
最後には店員も笑っていたけれど、ドライブスルーの受け取り口でゴードンの姿を確認し、その正体と変な質問の意図に気がついた時には、そこに居た店員全員が笑顔に。にこやかなムードで挨拶を交わした。
ゴードン・ラムゼイ、トーストサンドを…
と、ここで終われば良いものを、なぜかゴードンは動画撮影を続行。そして彼がした行動は…、一口も食べていないトーストサンドをゴミ箱にそのまま捨てる!
それまでの動画は笑いながら見ていた人々も、ゴードンの最後の行動によって一気に笑いは冷めた。「この終わり方には怒ってる」「決して食料を無駄にするな」といった批判が相次ぎ、コロナ禍で食事を買うことが出来ない人が増えていることに触れ、少なくとも誰かにあげるべきだったという指摘も多い。
正直に言って、これは動画であり、捨てていたとしてもそれを映さない、公開しないという選択も出来たはず。なぜゴードンが食品を捨てている様子を公開したのかは分からないけれど、シェフであるから味にうるさいのではなく、シェフであるから食材を大事にしてもらいたいもの。(フロントロウ編集部)