『プリティ・プリンセス』と『プリティ・ウーマン』の共通点
映画『プリティ・ウーマン』と『プリティ・プリンセス』シリーズは、故ゲイリー・マーシャル監督が手掛けた大ヒット映画。それぞれ、多くの人に愛されている作品で、メインキャラクターだけでなく、脇を固めるキャラクターたちの人気も高い。
しかしマーシャル監督は、ファンがなかなか気づかないほどの、かなり細かなところにまで、ファンを喜ばせるキャラクターを忍ばせていた。
ある映画ファンが、TikTokに公開した映像が話題となっている。
まず注目したいのは、『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』で、アン・ハサウェイが演じるジェノビアの王女ミアが赤いドレスに身を包み、階段の上から手を振るシーン。
ちょっと抜けている性格のミアは、手を大きく振りすぎて、つけていた指輪が後ろに飛んで行ってしまう。それを、後ろに立っていた使用人の男性がキャッチし、「いつも起こることですよ」と話しながらミアに返す。
1作目から変わっていないミアの性格を表すシーンだけれど、1990年の映画『プリティ・ウーマン』のあるシーンを見ると、印象が変わるかもしれない。
『プリティ・ウーマン』の中では、ジュリア・ロバーツ演じるビビアンがエスカルゴを食べていたところ、殻から中身を取り出すことに苦戦して、殻が飛んで行ってしまうシーンがある。そこで起こったのが、立っていたウェイターの男性が殻をキャッチし、「いつも起こることですよ」と話すという出来事。
※TikTok動画が含まれます。動画が再生されない場合はフロントロウのオリジナルサイトでお楽しみください。
@karlymaas Yo I just now noticed this!!! But also I might be the only one that cares ##princessdiaries ##princessdiaries2 ##prettywoman
♬ original sound - karly maas
これだけ見れば、マーシャル監督が過去の作品へのオマージュを入れたのかと思うけれど、よく見てみてほしい。なんと、使用人とウェイターを演じている男性は、同一人物!
同じ人物が同じような展開のシーンで、同じセリフを話していた。この事実には、多くのファンが興奮! 動画は大きく拡散されることに。また、2つの映画の間には14年の時が経っているけれど、彼の外見がまったく変わっていないことに驚く人も多かった。
Pretty Woman came out in 1990 & Princess Diaries 2 came out in 2004 yet he still looks the same
— devin (@pixelexiabyte) April 4, 2020
What’s his secret� https://t.co/PLnQOetFN6
両作品ともゲイリー監督によるものなので、もしかしたら、発見されていないだけで、彼の他の作品にも登場しているかもしれない。監督は残念ながら2016年に他界しているため、今後、彼の新作が生み出されることはないけれど、端役に注目しながらゲイリー監督作品を見返すのも楽しそう。(フロントロウ編集部)