ジョージ・フロイドを殺害した警官に「有罪」評決、“正義への一歩”にセレブが続々と反応

ジョージ・フロイドを殺害した警官が「有罪」に

　2020年5月25日、アメリカのミネソタ州ミネアポリスで元警察官のデレク・ショービン被告に首元を押さえつけられたことにより、黒人男性のジョージ・フロイドが死亡する事件が発生。その現場に居合わせた人が撮影した、「息ができない」と苦しむフロイド氏の最期の瞬間をとらえた約9分間の映像がネットで拡散したことで、一気に社会問題化し、黒人に対する暴力や差別の撤廃を訴える抗議運動「Black Live Matter／ブラック・ライヴズ・マター（黒人の命にも価値がある）」が巻き起こった。

　事件後、懲戒免職となったショービン被告は殺人容疑で逮捕・起訴され、つい先日、裁判で有罪評決が下された。第2級殺人と第3級殺人、第2級過失致死の罪に問われていたショービン被告は全面的に無罪を主張していたが、陪審員による2日間にわたる評議の末、すべてにおいて有罪に。

　ジョー・バイデン米大統領は、裁判の結果について演説で「亡くなった命を取り戻すことはできません。しかし、これはアメリカの正義への行進の大きな一歩となるでしょう」とコメント。警察官を訴訟から守る法律「限定的免責（Qualified Immunity）」によって、責任を免れた警察官が数知れずいるなか、ショービン被告に有罪評決が下ったことに対し、遺族だけでなく一般市民からも安堵や歓喜の声があがっている。

“正義への一歩”にセレブが続々と反応

バラク・オバマ米元大統領

　「今日、陪審員は正しいことをしました。しかし、真の正義にはそれ以上のものが必要です。（妻の）ミシェルと私はフロイド家の人々に祈りを捧げます。我々は、ジョージを含む大勢の人々が拒まれてきた正義をすべてのアメリカ人に保証することを約束する人々と共にあります」

マライア・キャリー

　「ハレルヤ！」
　「これは始まり...。私たちの未来への小さな希望のかけら」

カーディ・B

　「歴史的」

ケイティ・ペリー

　「どうか正義のもとに眠って」

オーランド・ブルーム

　「ジョージ・フロイドさんのご家族と愛する人たちに祈りを捧げます。（有罪評決が下されたことに）安堵すると同時に、起きたことに悲しみがこみ上げてきます。これは、黒人社会に対する長い不正の歴史の第一歩にすぎず、多くの場合、結果は出ていません。やるべきことはまだたくさんあります。私たちは、限定的免責を廃止するために戦い続けなければなりません」

クリス・エヴァンス

　「正義。ジョージ・フロイドさんのご家族とご友人に愛を」

ジャスティン・ティンバーレイク

　「この評決は、黒人社会に対する長い不正の歴史の第一歩にすぎず、多くの場合、結果は出ていません。やるべきことはまだたくさんあります。正義の裁きを待っている家族はまだまだたくさんいますが、私の心は今、ジョージ・フロイドさんの家族と共にあります」

ヴィオラ・デイヴィス

　「有罪！これは当然の結果です！どうか安らかにお眠りください。あなたとあなたの家族の正当性が証明されました」

ルピタ・ニョンゴ

　「安堵」

カミラ・カベロ

　「私たちは正義のために戦い続けなければなりません。公平なシステムを作るためには、まだまだやるべきことがたくさんあります。ジョージ・フロイドは今も生きているべきでした。彼のご家族とご友人に祈りを捧げます」

ショーン・メンデス

　「♡♡♡（※ハートの絵文字で反応）」

エレン・デジェネレス

　「正義」

リリ・ラインハート

　「（容疑をかけられた）すべての罪で有罪。私は今、撮影現場で涙をこらえています。これは素晴らしいことです。この国のすべての人種的不公平が正しい方向へと向かう第一歩になることを祈っています」

（フロントロウ編集部）

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