ジョニー・デップのファンたちが結束し、ジョニーの元妻であるアンバー・ハードが“破った”とする約束を一部代理で果たしていたことがわかった。(フロントロウ編集部)

果たされていないアンバー・ハードによる「約束」

 映画『アクアマン』や『ジャスティス・リーグ』にメラ役で出演する俳優のアンバー・ハードは、現在も離婚をめぐる泥沼裁判が続く元夫で俳優のジョニー・デップと2016年に離婚が成立した際に受け取った和解金約7億円の全額を、自身が支援する2つの慈善団体に分割して寄付することを宣言していたが、ジョニー側の弁護団による調査により、現時点では、まだその約束を果たしていないことが明るみに。

画像: 果たされていないアンバー・ハードによる「約束」

 2021年1月の英Daily Mailの報道によると、アンバーは過去5年の間にロサンゼル市内にある小児専門病院とアメリカ市民人権協会にごく一部の金額を寄付しただけで、その額は当初約束した全額とはほど遠い状態”だという。

 この報道に対し、アンバー側の弁護団は「アンバーはすでに慈善団体に7桁の寄付を行なっており、今後も引き続き支援を行ない、最終的に誓約を果たすつもりです。しかし、デップ氏が彼女に対して訴訟を起こしたため、(和解金を全額寄付するという)計画に遅れが生じています。その結果、彼女は何百万ドルもかけて、デップ氏の虚偽の告発を弁護することを余儀なくされています」と、ジョニーとの長引く名誉棄損裁判が原因で弁護費用がかさんだことが全額寄付に至らない原因だと説明した。


アンバーのウソを証明する「新映像」が公開

 自身をアンバーに対して暴力を振るった「Wife Beater(妻を殴る者)」と呼んだ英タブロイド紙を訴えたイギリスでの裁判には敗訴し、上訴も棄却されたジョニーだが、アメリカではアンバー本人を相手取って名誉棄損で裁判を起こしている。

 弁護人いわく、「ハード氏に対する米国での名誉毀損訴訟で、真実に関する完ぺきで反論の余地のない証拠を提示することを楽しみにしている」というジョニー。裁判に先立ち、交際~結婚期間中に何度もジョニーから暴力を振るわれたとするアンバーの主張が事実ではないことを証明する“ある動画”が英Daily Mailを通じて公開された。

画像: アンバーのウソを証明する「新映像」が公開

 その動画とは、2016年5月、アンバーの友人の通報によりジョニーと暮らす自宅に駆けつけた警官の体に装着されていたボディカムがとらえた映像。

 アンバーは、この日、ジョニーからスマホを投げつけられて顔にアザを負った、ジョニーが激高して家中の物を壊したなどと主張しており、イギリスでの裁判に出廷したアンバー側の証人も、床の至る所にジョニーが割ったワインボトルの破片が散らばっていた、壁にもワインが飛び散ったなど、とにかく部屋の中が凄惨な荒れようだったと援護した。

 しかし、今回公開された警察のボディカムの映像では、ジョニーの自宅内部はまったく散らかった様子はなく、むしろ整然としていた。ちなみに、ジョニーはすでに自宅を立ち去った後だった。

 この日、通報があった15分後に真っ先に現場に駆け付けたのは1人の警官とDVの専門家であるメリッサ・セインズ氏。

 セインズ氏は、アンバー側の弁護士との証人尋問で「彼女(アンバー)が家庭内暴力の被害者だとは認識しませんでした」と回答。場所をチェックしましたが、すでに夫(ジョニー)の姿はなく、彼女は私たちにそれ以上の情報を与える気はないと言っていました」と証言した。

 ボディカムを装着した警官たちが到着したのは、セインズ氏が現場を後にした約2時間後。この映像をもとに、ジョニー側の弁護士は、アンバーと彼女の友人の証言が虚偽であると主張している。


ジョニーのファンが寄付金を調達

 ジョニーの潔白を信じるファンたちが、「#JusticeForJohnnyDepp(ジョニー・デップに正義を)」というハッシュタグを添えてSNSを通じてボディカムの映像を拡散。

 さらに、このハッシュタグを掲げて賛同者から寄付を募り、アンバーがジョニーからの和解金を全額寄付するはずのロサンゼル市内の2つの小児専門病院のために、合計で400万円以上の寄付金を調達したと、クラウドファンディングを取り仕切ったジョニーのファンアカウントが報告したと米Inside The Magicほかが伝えている。

 アンバーが支払う予定の寄付金の額と比べたら微量ではあるが、小児病院で病気と闘う子どもたちにとってはジョニーとの裁判やその行方は関係がない。

 今でこそ、パンデミックの影響でなかなか実現できないものの、ジョニーは、代表作である『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで演じたジャック・スパロウ船長の格好をして小児病院を慰問し、病気の子どもたちを元気づけることをライフワークとしてきた。そんなジョニーの意志を繋ぎたいというのが、熱心なファンたちの心理のよう。(フロントロウ編集部)

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