映画『ゴッドファーザー』シリーズ、『スケアクロウ』、『狼たちの午後』など数々の名作映画に出演してきたオスカー俳優のアル・パチーノが81歳の誕生日を迎えた。現在も俳優活動を続け、2019年にはNetflix映画『アイリッシュマン』で圧巻の演技を見せたアルの出演作を、米辛口批評サイトRotten Tomatoesの観客スコアを元にTOP10をご紹介。(フロントロウ編集部)

第10位『摩天楼を夢みて』 スコア:88%

 1992年に公開された『摩天楼を夢見て』は、アメリカの不動産業界のセールスマンたちを描いたシリアスなドラマ作品。本作は、2012年ブロードウェイにて舞台化もされている。アル・パチーノは本作でアカデミー助演男優賞とゴールデングローブ賞 助演男優賞にノミネート。


第9位『フェイク』 スコア:89%

 1997年に公開された映画『フェイク』は、マフィア一家に潜入したFBIの特別捜査官を描く、実話ベースの作品。若きジョニー・デップと共演し、高い評価を得ている。アル・パチーノはマフィアのレフティー役を、ジョニーは潜入捜査官のドニーを演じた。


第7位『インサイダー』 スコア:90%

 マイケル・マン監督による社会派ドラマ『インサイダー』が第7位に。本作はアメリカのタバコ産業の不正を告発したCBSのドキュメンタリー番組のプロデューサーを描いた実話ベースの物語。本作で共演したラッセル・クロウはアカデミー賞主演男優賞を受賞。拳銃による撃ち合いはなくとも、非常にハードボイルドな一作に仕上がっている。


第7位『狼たちの午後』 スコア:90%

 1975年に公開された『狼たちの午後』は、ニューヨークで実際に発生した銀行強盗事件を基にした犯罪映画。冒頭から、息もつかせぬスリリングな展開が繰り広げられ、アル・パチーノの渋かっこよさが存分に楽しめる。


第6位『カリートの道』 スコア:91%

 ニューヨーク州最高裁判所の元判事エドウィン・トレスの同名小説を基にした本作は、主演のアル・パチーノとデ・パルマ監督が、1983年公開の映画『スカーフェイス』以来、10年ぶりに手を組んだアクション・ドラマ。共演のショーン・ペンによる、薬に溺れていく男の演技にも注目。


第5位『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』 スコア:92%


 1992年に公開された『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』は、アル・パチーノが盲目の元軍人を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞した名作。アル演じるフランクと心優しい青年の心の交流を描いており、涙なしにはみられない。アルの素晴らしい演技を是非堪能して。

第4位『スカーフェイス』 スコア:%

 1983年に公開された本作は、キューバからアメリカにやってきたアル・パチーノ演じるトニー・モンタナが、コカインの密売でのし上がり、やがて自滅していく姿を描いた作品。アルの鬼気迫る演技や、バイオレンス描写が衝撃的なアクション・ドラマ。


第3位『ヒート』 スコア:94%

 1996年に公開された映画『ヒート』は、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ主演に迎えたクライム・アクション。アル演じるヴィンセントの娘役として若きナタリー・ポートマンも出演している。犯罪者とロサンゼルス市警の壮絶な追いかけっこを描いた本作の銃撃戦は圧巻。


第2位『ゴッドファーザー PART II』 スコア:97%

 イタリア・シシリー島からアメリカに移住し、巨万の富を築き上げたビトー・コルレオーネ一族の絆を描いた超大作の第2作目が2位にランクイン。1974年に公開された本作は、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の作品で、現在でもなお多くのファンに愛されている。アル・パチーノは本作でマイケル・コルレオーネを演じ数々の映画賞にノミネートされ、英国アカデミー賞 主演男優賞を受賞した。


第1位『ゴッドファーザー』 スコア:98%

 堂々の第1位は、ご存知『ゴッドファーザー』。1972年に公開された本作でアル・パチーノは本作でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞など数々のアワードにノミネートされ、当時まだ知られていなかった彼の知名度を一気に押し上げた。


 アル・パチーノの出演作は、これ以外にもまだまだたくさん。あなたの好きな作品は、何位にランクインしていた?(フロントロウ編集部) 

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