ケイトリン・ジェンナーがカリフォルニア州知事選への出馬を表明したことを受けて、元州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーがコメントした。(フロントロウ編集部)

ケイトリン・ジェンナーがカリフォルニア州知事に立候補

 ケンダル・ジェンナーとカイリー・ジェンナーの父で、2015年にトランスジェンダーであることを公表した、リアリティ・スターで陸上十種競技のオリンピック金メダリストであるケイトリン・ジェンナーが米現地時間4月23日、来たるカルフォルニア州知事選に出馬することを表明した。

画像: ケイトリン・ジェンナーがカリフォルニア州知事に立候補

 カリフォルニア州では現在、民主党のギャビン・ニューサム現知事のリコールを求める風潮が強まっており、米現地時間4月26日には、ニューサム知事のリコールを問う住民投票を行なうのに必要な投票数が集まったことが明らかに。このままいけば年内にも、ニューサム知事の進退と、次期知事候補に投票するための選挙が行なわれると報じられている。

 民主党のニューサム現知事のリコールを求める風潮が強まったのには、新型コロナウイルス禍でのロックダウン政策に対し、共和党支持者たちを中心に批判が集まったのが背景にあるのだけれど、ケイトリンは先週発表した声明のなかで、ロックダウンにより、小規模なビジネスが危機的な状況に追い込まれ、学校に行けなくなったことで子どもたちに影響が出たなどと批判している。

 ケイトリンは現時点でどの政党から出馬するかは発表していないものの、近日中に詳細を明らかにするとしている。以前は共和党支持者であることを公表していたケイトリンだけれど、その後は政治観が変わりつつあると語っていた。

アーノルド・シュワルツェネッガーがコメント

 そうしたなか、2003年〜2011年にカリフォルニア州知事を務めていた俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが今回、出演した米テレビ番組『ジミー・キンメル・ライヴ』のなかで、ケイトリンの出馬についてコメントした。

画像: アーノルド・シュワルツェネッガーがコメント

 司会のジミー・キンメルから、ケイトリンが知事選で勝利を収める可能性はあると思うかと訊かれると、アーノルドは「誰にでもチャンスはある」とした上で、「今回のことで重要になるのは、それがケイトリンであれ誰であれ、自分がどこに向かいたいかや、どんな変化をもたらしたいか、そして、知事になる資格がある根拠についてのハッキリとしたビジョンを持っているかということだ」と、知事になる上でのきちんとしたビジョンを持っているかが最も重要だと語った。

 続けて、ケイトリンから助言を求める電話はあったかという話題に話が及ぶと、「そのことについて話すことはできない」とアーノルド。

 「出馬を検討している全員が電話をしてきたよ」と、知事選への出馬を検討するあらゆる人たちから電話があったことを明かしつつ、「ケイトリンは私の親しい友人で、彼女には最大限のリスペクトを持っているけど、私はニューサム現知事とも友人同士だし、出馬をするかしないかについて、私に助言を求めて連絡をくれた他のすべての人たちとも友人関係を築いているからね」と、ケイトリンやニューサム現知事を含め、全員と友人であるため、電話の詳細については明かすことができないと語った。

 一方、米TMZによれば、ケイトリンは知事選への出馬表明に先駆け、カーダシアン家/ジェンナー家に出馬の意向を前もって知らせていたものの、政治観の違いから、彼らが自分をサポートしてくれるとは考えていないという。ケイトリンの義理の娘であるキム・カーダシアンをはじめ、カーダシアン家の多くは民主党を支持してきたことで知られている。(フロントロウ編集部)

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