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アマンダ・サイフリッドが、さまざまな説がある自身の苗字を「正しい発音」で紹介してくれたブラッド・ピットに感謝。(フロントロウ編集部)

英語圏の人々も困惑するアマンダ・サイフリッドの苗字の発音

 俳優のアマンダ・サイフリッドの苗字「Seyfried」の発音の仕方には諸説あり、日本語表記でも、「サイフリッド」、「サイフレッド」「サイフリード」「セイフリード」「セイフライド」「セイフレイド」とさまざまなものがある。

画像: 英語圏の人々も困惑するアマンダ・サイフリッドの苗字の発音

 英語圏でも発音に迷ってしまうのは同様のようで、アワードやプレミア、インタビューといった公の場でも「セイフリード」「セイフライド」と呼ばれてしまうこともしばしば。

 しかし、アマンダ本人は「サイフリッド」を好んで使用しており、誰かがちゃんとこの発音で呼んでくれるとやっぱり嬉しいよう。


ブラッド・ピットが「正しい発音」で紹介

 映画史に残る名作として知られる『市民ケーン』の共同脚本家であるハーマン・J・マンキーウィッツの伝記映画であり、ゲイリー・オールドマンが主人公のハーマンを演じた『Mank/マンク』で1920年代から1930年代に活躍した俳優のマリオン・デイヴィスを好演し、第93回アカデミー賞の助演女優賞にノミネートしたアマンダ。

 日本時間の4月26日に開催された授賞式で同部門のプレゼンターを務めたのは、前年のアカデミー賞で映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で助演男優賞を獲得した俳優のブラッド・ピットだったのだが、候補者たちの名前を呼びそれぞれを紹介した際、アマンダは、ブラッドが自身の名前を正しく発音してくれたことに感動したようで、その部分の映像を切り取った動画を自身のインスタグラムに投稿。

 「ブラッド・ピットが『Seyfried』を正しく発音してくれた。ありがとう」とブラッドとアカデミー賞を主催した映画芸術科学アカデミーにお礼を述べていた。


名前の言い間違えは結構“あるある”

 プレゼンターがノミニーの名前を誤った発音で口にしてしまうというハプニングは、アカデミー賞に限らず、過去に何度も発生している。

 アカデミー賞で最も有名なのは、2014年の授賞式で映画『サタデー・ナイト・フィーバー』や『パルプ・フィクション』などで知られる俳優のジョン・トラボルタが、ディズニーアニメ『アナと雪の女王』の英語版で主人公のエルサの声を担当し、劇中歌「レット・イット・ゴー」が歌曲賞を受賞した俳優のイディナ・メンゼルの名前を「アデル・ダジーム」と盛大に間違えてしまったケース。

画像: 翌年のアカデミー賞では2人で壇上に上がり、イディナがジョンを「グロム・ガジンゾ」と架空の名前で紹介しリベンジを果たして笑いをとった。

翌年のアカデミー賞では2人で壇上に上がり、イディナがジョンを「グロム・ガジンゾ」と架空の名前で紹介しリベンジを果たして笑いをとった。

 さらに、2018年のアカデミー賞のノミネーション発表では、司会を務めたコメディ俳優のティファニー・ハディッシュが、映画『ゲット・アウト』で主演男優賞にノミネートしたダニエル・カルーヤの名前が発音できず、「ダニエル・クール…イェイ、カル…ア・ルー? ダニエル・カレルーヤ…もう、みんな分かってるでしょ! 」とやけっぱちになってしまったという珍事も起きた。

画像: 名前の言い間違えは結構“あるある”

 ブラッドに関しては、ちゃんと事前にノミニーたちの名前の発音を予習してきたようで、つまずくことなく、スマートに与えられた役割をこなしていた。(フロントロウ編集部)

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