海外のゲーマーが、手のひらサイズには収まらない巨大なゲームボーイを制作。完成度が高いけれど、流石に大きすぎ!(フロントロウ編集部)

懐かしの「ゲームボーイ」を巨大化

 ゲームボーイは、1989年に任天堂が発売したポータブルゲーム機。長方形の本体に、液晶画面と十字キー、4つのボタンが埋め込まれたシンプルなデザインで知られ、その後発売されたゲームボーイポケット、ゲームボーイカラー、ゲームボーイライトなども、サイズは違えど、同様のデザインが採用された。

画像: ゲームボーイを持つ任天堂株式会社代表取締役フェロー宮本茂氏 © Ralf-Finn Hestoft/CORBIS/Corbis via Getty Images

ゲームボーイを持つ任天堂株式会社代表取締役フェロー宮本茂氏 © Ralf-Finn Hestoft/CORBIS/Corbis via Getty Images

 全世界での累計販売台数が1億台を突破しているモンスター級の人気商品で、販売が終了した現在でも多くのファンに愛されており、2021年現在も非公式ではあるがファンによる新作ソフトのリリースが続いている。

 ある海外ゲーマーはそんなゲームボーイを巨大化して、もはや「ポータブル」ではなくしてしまったことで注目されている。

巨大ゲームボーイ、持ち運びは厳しいかも!

 ゲームボーイをカスタムするゲーマーは多く、見た目をスチームパンク風(※)に改造する人や、中身の機能をハイテクに改造する人など、さまざま。そんななか、YouTuberのGrumpy Modelerは、もともとのサイズの10倍以上はあるどデカいゲームボーイを制作した。

※SFジャンルの一つ。真鍮、鉄、木、皮革などが使われたビジュアルや、ぜんまい仕掛けの機械などが象徴的に使われていることが多い。

 制作者は自作の巨大ゲームボーイを「ゲームマン」と名付け楽しんでいる様子。こちらのゲームボーイは、あまりにも大きすぎるためにAボタンとBボタンの同時押しは困難だとのこと。「ゲームマン」本体のみで遊ぶこともでき、テレビと接続してコントローラーのような使い方をすることもできる。また、本物のゲームボーイとは違い、内蔵バッテリーで動かせるので、乾電池がいらないところが嬉しいポイント。とはいえ、ゲームボーイの魅力の一つである“持ち運び”をして楽しむことはハードルが高い。

 ちなみに、2020年8月にはアメリカのAnalogue社が、ゲームボーイシリーズと互換機を持つ携帯ゲーム機「Analogue Pocket(アナログポケット)」の発売を発表しており、2021年5月に発売予定。こちらは、当時のゲームボーイポケットくらいの大きさで、2,780以上のゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスゲームカートリッジと互換性があり、携帯ゲーム機のカートリッジアダプターを使うことで、「ゲームギア」や「ネオジオポケットカラー」、「Atari Lynx」などのゲームを遊ぶこともできる優れもの。気になる人は、Analogue Pocketの公式サイトをチェックして。(フロントロウ編集部)

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